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虹村視点


…父親の件で、Aさんに返事をもらった

やっぱり一緒には逃げられない、と

まあ…そうだよな

半分はそうだと思ってたし、仕方ないと思う

もう少し経ってから…かな


貴「修造くん、寒くない?」

虹「ああ、大丈夫」

貴「風邪、引かないでね」

虹「身体、丈夫だから平気だろ」

貴「そうかしら」


大丈夫と言っても少し心配そうなAさん

ちょっとからかいたくなった


虹「…寒いっつったら暖めてくれんの?」

貴「毛布でも出しましょうか?」

虹「ちっげーよ、Aさんがってこと」

貴「私が?」

虹「そう」

貴「修造くんを?」

虹「うん」

貴「………してあげましょうか?」

虹「え、」


顔に熱が集まる

……くそ、たまにこういうこと言うんだよな、Aさん

Aさんの赤い顔が見たかったのに結局俺が赤面させられてるし

でもここまでくると引くのもちょっと悔しい

すす、とAさんの隣に移動してみる


貴「修造くん?」

虹「…暖めてくれるんだろ?」

貴「……もう、意地悪ね」

虹「でもこの状態でどうやって、」


「暖める気だったんだよ?」と聞きたかったけど、その言葉は何処かへ飛んで行ってしまった

理由はAさんが正面から抱きついたから

え、Aさん?

俺、今、裸なんだぜ?

バスタオルを羽織ってるけど、その下は裸だぜ?


虹「え、ちょ、」

貴「わ、私も恥ずかしいから…何も聞かないで…」

虹「………Aさん!」

貴「あ、」


どさりと、Aさんを押し倒した

覆い被さってバードキスをする

…………お、思わず押し倒したけど、どうしよ…

ここから先の進め方が分からない

なんせ童貞だから…

灰崎ならこういう時、ぱっぱと進められんだろうな…


貴「あ、あの…修造くん…?」

虹「えと…A、さん…」

貴「このまま…その、する…?」

虹「…したいって言ったら、嫌がる?」

貴「い、いいえ…」

虹「しても、いい?」

貴「ええ…」


……許可ももらった

…えっ、と………

服…脱がせればいいのか?

分からずに固まっていると、Aさんが俺の頬を撫でた


貴「…ふふ、修造くんって他の子としたこと、ないの?」

虹「ね、ねぇよ…Aさんはあんのか…?」

貴「あら…修造くんよりも10年長く生きてるもの、そりゃあ…あるわ」

虹「……そっか」

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碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - マリイさん» ありがとうございます〜〜!!嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高過ぎる碧夜叉さんの虹村さん (2019年4月3日 23時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 碧夜叉様の虹村さんカッコイイ 最高//// (2019年4月3日 19時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2019年3月19日 1時

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