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それから少しして、修造くんが紹介してくれた方と会うことになった

名前は…確か、赤司征十郎さん

あの赤司の御曹司で会社を経営しているらしい

修造くんってすごい人と知り合いね…

どうやら中学の後輩で、祥吾の元チームメイトと聞いたから祥吾もきっと知っているのね

待ち合わせに指定されたカフェで待っているものの、外に出ることがほとんどなかったから落ち着かない…


「…あの」

貴「え、あ、はい」

「こんにちは。速水Aさんでお間違いないですか?」

貴「はい」

「赤司征十郎です。虹村修造さんの紹介で…」

貴「あ、はい、今日は宜しくお願いします」

赤「こちらこそ宜しくお願いします」

貴「えっと、その…お家を売る相談なんですけど…」

赤「はい。お家と…土地もですか?」

貴「そう…ですね。土地だけでも…良いですけど、お家の解体にお金がかかりますものね」

赤「結構…そうですね、かかってしまいます」

貴「…そうですよね」


それから赤司さんとお家のことを話して、色々と決めたもらった

……修造くんが言っていた通り、仕事の出来る方ね…

かっこいいし仕事ができて社長さんだなんて…

世の中の女の子が放っておかないわよ

…結婚してるのかしらね

許嫁とか、いそうだわ


赤「…あの、俺の顔に何か……?」

貴「あ、ああいえ、ごめんなさい…ついじっと見てしまって」

赤「……速水さんって、虹村さんとどういうご関係なんですか?」

貴「えっ、あ…こ、恋人…です…」

赤「恋人ですか…素敵ですね」

貴「…ありがとうございます」

赤「いつ頃からお付き合いされてるんですか?」

貴「えっと…3…4年ほど前ですかね…」

赤「へえ…失礼ですが、ご結婚は?」

貴「まだ…でも籍は入れようという話にはなってるんです。…おかしいでしょう、10歳も離れているのに恋人だなんて」

赤「いえ…特定の人を愛し続けるというのは難しいので、素敵だと思います」

貴「…ふふ、ありがとうございます。赤司さんにそういうお相手は?」

赤「今はいませんね…」

貴「あら、そんなに格好いいのに」

赤「…ふ、ありがとうございます。虹村さんからよく話を聞きますよ」

貴「……私のですか?」

赤「はい。素敵でお淑やかで綺麗な方だとお伺いしています。いつも自慢げに話していますよ」

貴「…お恥ずかしいです。すみません……」

赤「貴方が謝ることはありません。それに事実ですから」


にこ、と微笑んだ赤司さんは、とても綺麗だった

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碧夜叉 - ミリイ(灰崎信者)さん» ありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
碧夜叉 - マリイさん» ありがとうございます〜〜!!嬉しいです! (2019年4月5日 5時) (レス) id: fa67c2696c (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 最高過ぎる碧夜叉さんの虹村さん (2019年4月3日 23時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - 碧夜叉様の虹村さんカッコイイ 最高//// (2019年4月3日 19時) (携帯から) (レス) id: 82a6cba0ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧夜叉 | 作成日時:2019年3月19日 1時

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