第76振 いざ、出撃←我慢の限界です ページ32
Aside
ーーこんちゃんを脅…ゴホンゴホン。説得し、火蓮さんの許可の元、あの子の本丸へ向かう。…私の家族の本丸なんだから、返してくれるように説得しなきゃね。
A「私が来た頃の本丸より、酷い有り様ね。…此処が、本当にあの子の居た本丸か、疑いたくなるわ。…正面から行こうか。清光と安定・ばみくん・ずおくんは私の警護を。残りは、好き勝手暴れて良いわ。男士様はなるべく傷付けず、気絶させて。審神者はーー私が裁くわ」
ポニーテールをしていた髪をほどき、中に入る。襲ってきたのは、新選組の刀たちだ。三日月さんたちが防いでくれたから、私に掠り傷1つ付いてない。
A「盛大なお出迎えを、ありがとう。鳴狐さん・伽羅さん、貴方たちだけで出来るよね??」
家の男士様たちは強いから、これくらい大丈夫よね??
鳴狐「勿論…」
お供「お任せ下さいませ、荷葉様!!」
伽羅「…馴れ合うつもりはない。が、任せろ」
2人にそう言って貰えると心強い。
加州「此処の俺や安定…兼さんたちも、目が濁ってた。審神者の仕業かな」
A「恐らくは。…なにをしてあぁなったのか、それさえわかれば。対処のしようもあるけど…」
“ーー助けて!!誰か…!!誰でも良いから、家族を助けて…!!”
A「っ!!」
身体がビクッと跳ね上がった。
三日月「どうした、荷葉」
A「誰かの、悲痛な叫びが聞こえました。…この声は、一体…」
鶴丸「俺たちには聞こえなかったが…」
また私だけ。…私の本丸に来た頃も、こんな感じだったっけ。
A「…私は、この声の主を探します。三日月さん、此処からの指揮は貴方に任せます。審神者に気を付けつつ、男士様の解放をお願いします。清光・安定・ずおくん・ばみくん、付いてきて」
燭台切「気を付けてね、荷葉」
太鼓鐘「4人とも、荷葉を頼むぜ」
今剣「荷葉、あとでかならずごうりゅうしましょう」
小狐丸「荷葉様、必ずやお役に立ってみせます」
皆と別れ、5人で歩き出す。
鯰尾「荷葉さん、何処から声が聞こえて来るんですか??」
骨喰「…兄弟、それがわかれば歩き回ってないだろう」
それもそっか、とあっけらかんとしているずおくん。
A「…近い。清光・安定、この壁…どう思う??」
大和守「ただの壁じゃないの??」
加州「隠し通路とかあったら、笑うから」
そう言い触れると、やはり隠し通路だった。…地下から聞こえてくるみたいね。
第77振 家族を助けて!!←助けに来てくれたのは女神様(乱藤四郎side)→←第75振 笑顔の裏←なにを考えてるかわかるかな??
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作者名:葦原 さくら | 作成日時:2018年4月13日 9時