６９話 ページ21
．
研究所は崩壊し生物兵器も全て失った
長らく家族に会えてなかった
研究員達は荷物を纏めて外へと開放された
グ「Ｄ国は今この時点でＷ国の植民地となる」
銀髪男が言った通りＤ国は終わったのである
武力最強国家に喧嘩を売ったのだ
倍になって返ってくる事は想定内のはずなのに
ゾ「国王がアホやっただけやろ」
コ「その通りや、ほんまアホやで」
コネシマとゾムは国王を馬鹿にしながら
研究所の屋上に停めていた軍事用ヘリに乗り込む
？「A！！」
研究所から飛び立とうとするが
エンジン音に負けない位の声で名前を呼ばれた
？「軍服！」
「やべ、忘れてた！」
既にヘリに乗っていたAは
まだ開いていた搭乗口から楽々と飛び降りる
その際にグルッペンから呼ばれた気がしたが
軍服を忘れてはいけないと勝手に判断したのだ
また怒られるな、なんて思いながら駆け寄る
「ありがとう！忘れて帰るとこやったわ！」
？「良かった、どういたしまして！」
軍服が入った紙袋を受け取ってお礼を言った
ト「A！はよ戻って来い！！」
「はーい！」
じゃあね、と背を向け駆け出そうとしたが
銀髪男に腕を掴まれて引き止められてしまった
「どした？」
振り向いたタイミングで抱き締められる
突然の事で抵抗できず腕の中におさまった
グ「おい、アイツ何をしているんだ」
グルッペンが銃を持ってヘリから
降りようとしたが慌ててトントンが止める
ト「ま、まぁアレやろ、別れのハグ的なやつ」
グ「別れのハグだと？そんなの許さん」
過保護なグルッペンを幹部達が何とか押さえた
ト「(は、はよ！はよ戻って来い！！)」
幹部達の事など気にせず2人は抱き合っている
？「…また、会えたら良いな」
「…そうやね！」
数分後Aを話すと髪を撫でて微笑んだ
？「またね、A」
「またね！」
今度こそ背を向けてヘリに駆け寄り乗り込む
やっと別れを済ませて研究所を飛び立った
屋上では銀髪男が手を振っていて
手を振り返しているとグルッペンが頬を抓る
「うっ、いたっ…え、なんで」
グ「あの男と随分と仲が良いみたいだな」
頬から手を離すとムスッとして顔を背けた
「もしかして、ヤキモチですか？」
痛む頬を擦りながら冗談半分で聞いてみると
グルッペンはムスッとした顔のまま頭を軽く叩く
これはもしや、まじでヤキモチなの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1049人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイス！ - ゼロちゃんがかわいかった！(泣)ゼロちゃんとは絶対別れたくないよね (2020年10月11日 15時) (
レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
アイス！ - あ〜、、、ふしぎな話☆ (2020年10月11日 15時) (レス) id: 7b09c37ff3 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - コメント、そして応援ありがとうございます！！新作投稿に向けて頑張ります！！ (2020年3月20日 10時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
つきみうどん - 神作品すぎません？？占ツクめちゃめちゃ久しぶりにみた初めの作品がこれだったのでもう本当に泣きました。うん泣きました()これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年3月20日 0時) (レス) id: d84db328f6 (このIDを非表示/違反報告)
なんとなく(プロフ) - がんばりますっ！ (2020年3月7日 11時) (レス) id: 963a8785fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なんとなく
| 作成日時：2020年3月1日 18時
