変わる心と炬燵の温度【カノキド】〜前編〜 ページ3
ーーーーー時は冬
とあるアジトに住んでいる二人の少年と少女の、
ある一日が始まっていた
ーーーーーーーーー
「あ、切れた」
このアジトに住む一人の少女＿＿＿＿＿＿＿＿キドが呟く
切れた、とは彼女が髪を纏めあげようとしたときに持っていたヘアゴムだった
買ってこないとか、そう溜め息を吐き他のゴムで髪を結う
「…………切らないの？」
アジトの中心に堂々と置かれていた炬燵に横たわっていた少年＿＿＿＿＿＿カノが問い掛ける
「いや、切らない」
キドは何気なく応えて炬燵に入る
横になっていたカノも起き上がって、キドと隣合わせになるように座る
「ふーん、まぁいいんじゃない？」
カノは不機嫌そうにそう言う
「？？…ショートの方が好きか？」
「別に、そんな訳じゃないけど………
ってそんな言ったら作者が好み♪ってなるじゃん！！嫌だよ、あんな平ら胸」
「(俺も公式で胸あるわけじゃないんだが)
でも、この間作者が『ひんぬーはステータスだ！！稀少価値だ！！』言ってたが」
「あいつはひんぬーじゃない。虚乳だ」
「否定はしない」
「……………あれ？そういえばアジトに炬燵ってあった？」
「この間セトが貰ってきた」
「ﾌｯ……変わったねー」
後ろの方の床に手をつき、上を見上げながらカノは言う
そんな姿に、キドは異変を感じた
「？……人なんて、約6年で体中の細胞入れ替わるぞ……？」(諸説あります)
「いや、そーゆー話ではなくてね………？;;;」
「中身とか、見た目の話」
ピタ、とミカンを食べようとしていたキドの手が止まる
「孤児院にいた頃はさ、力も使いこなせなかったし、三人だけだったよね
それから、ねーちゃん達が来て、家族が出来て幸せになったと思ったら、父さん達があんなことになって、また三人になって」
「………」
「ねぇ、キド」
「なんd(ﾄﾞﾝｯ……ひゃっ！！」
カノが、キドの上で四つん這いになる。
俗に言う、床ドンというやつだ
だが状況が状況な為、ﾄﾞｷｯではなくﾄﾞｷﾘという感じだ
「本当はさ、
…………………変わって欲しくなかったよ。セトも、キドも」
「！！」
流石にしゃくに触ったのか、キドが反撃する
「そんなの出来る訳ないだろ！？
人は変わるもんだ！！変わって欲しくないなんて我が儘効かないんだよ！！」
キドはそう言うと、アジトを出ていった
変わる心と炬燵の温度【カノキド】〜後編〜→←謝罪とお知らせ(重要)
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あっこ(プロフ) - すごく面白いです！続きが気になって仕方ありません！！気長に待ってます！！ (2019年5月11日 22時) (
レス) id: b38dc0a455 (このIDを非表示/違反報告)
ルルミ(プロフ) - 物凄く好きです！今更かもしれませんが、スランプから抜け出せたら、更新してくれると嬉しいです！無理のない程度に頑張ってください！ (2018年12月3日 20時) (レス) id: 59bb2b577c (このIDを非表示/違反報告)
霧雨♪ - 頑張ってください！ずっと応援しています！(o^-')bｶﾞﾝﾊﾞ (2017年8月23日 20時) (レス) id: e4360adbeb (このIDを非表示/違反報告)
Mai(プロフ) - 頑張ってください^_^更新待ってます(≧∀≦) (2017年5月16日 22時) (レス) id: 989352100b (このIDを非表示/違反報告)
夢野 - 前作面白いです！歌い手好きならもうボカロでも某猫歌い手でも聞きながらやろう！私好きだよ！歌い手 (2017年5月16日 19時) (レス) id: a8ae1c5830 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：依桜々 咲紅(よざくら さく) | 作者ホームページ：なし
作成日時：2016年12月25日 21時
