【小説】ゴミのような、二個目の僕らの世界。【本編】

58_宮崎零　【世界を救いたい】 ページ11

うーわぁ、えるさん絶対愛想笑いじゃーん。
ま、そこは置いといてセツナの服をつくってます。
ちなみに２つね。うーん、セツナにあう色は…
セツナは黒い髪、赤い目だから、白と黄色…？
花の刺繍を１つ１つ丁寧に下に縫って、
あ、黄色のバラね。
それから、中も縫おう。
そのほうが良い？
白いレースのフリルを裾に…
袖は…夏も着れるよう、ボタンを付けよう。
ツタみたいな模様を入れて…うーん、背中はチャック？
でも引っ掛かりやすいから、ボタンかな。
首もとにフリルをつけるとかゆいから…
取り外し可能なもふもふでもつける？
うーん…とりあえずそうするか。

…よし！できたぁ！
まぁまぁかなー？

「ふぅー…よしっ！セツナに渡しにいこー！」

あ、そういやセツナってどこだ？
まあそこらへんにいるでしょ。

ﾀｯﾀｯﾀ…
上機嫌で小走りする。
だが、いくらさがしてもみつからない。

「部屋の前に置いとこ。」

セツナへ、と書いたタグを付けて、
部屋の前においておく。
その時、お腹がｸﾞｩｩｩとなる。

「そっか、結構時間経ってたから。」


・・・
お次どーぞ！

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