【小説】ゴミのような、二個目の僕らの世界。【本編】

57_エルイ 【世界を永遠に傍観したい】 ページ10

最近皆ピリピリしてるなぁ〜と思ってたら、内通者が居るらしいんだよねぇ〜
お久しぶりの内通者さん。


｢やぁ〜っぱり人間は醜くていいねぇ.....｣


そう誰にも聞こえない小声で言い、舌舐めずりをする少年。
名は[エルイ・ミリム・オリヴァー]という。





彼が廊下を歩き始めて数分。
独特の性格をする彼には話しかけてくる者は居なかった。

しかし前方に見覚えのある風貌をした少女を発見し、話し掛けた。その子は＿＿＿


｢オズくん｣


エルイの中で醜い(美しい)認定されている[オズ]だった。


｢エルイくん｣


オズはエルイの｢醜い｣は褒め言葉だと知っている為笑顔で解釈。


「んー…」


そして、オズの目の前でエルイは立ち止まりオズの顔を見つめ、笑顔を浮かべた。


「やっぱりオズくんは醜くていいね」
「うーん…第三者が聞いたら確実に誤解するだろうけど…ありがとう」


未だ小さく唸りながらオズを見つめるエルイを横目にオズは他の事を考え出す。


それに何かを察したエルイは

「あ、そうだった。ボクはちょっとリビングの方に顔を出してこようとしてたんだ」
「リビング？そうなの」

「誰かと色々話したくて。内通者の件とか」と。

「もう少しオズくんを見ていても良いけど…また今度にしておくよ。じゃあね」



そうして、エルイはリビングに足を進めた。

数分後、



「…あ、えるさん。久しぶり。」


エルイは[宮崎零＿＿＿＿世界を救いたい。]に遭遇した。
エルイは彼女とは容姿が似ていて、面白い。と思っている。零はヤバいやつ(少し気になっている)と認識しかしていないのだが。



「久しぶり。」


愛想の良い笑顔を貼り付け、返答する。まぁ勿論作り笑顔ですけど。

そう返すと零は少し苦笑気味の顔をし、通りすぎて行った。








＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿さて、もうリビングに着くね。



△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

オズくんと零くんお借りしました。そして短いです。

誰か繋げてくださいっ.....そしてエルイくんを絡ませて下さいっ......(白目)
勝手にエルイくん出張させてどうぞ(真顔)

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