逆トリなんて聞いてない！！！【原神】

うきうき ページ13

貴方side


「えっ、それは遠慮します…。
じゃなくて喜んで選ばせていただきます！！」

悲しそうな顔をされた瞬間その返事をしてしまった。
くそぉ…罠に嵌められた、目の前で勝ち誇った顔をしている万葉がいた。

何故だろう、すっごく得した気分なのは。
多分目の前で可愛い顔してるのが悪いんだろうな、万葉さんが悪いんだろうな。

綾人「では明日中には私達の服でもトーマに買ってきてもらいましょう。今の間にまとめとくのが手ですね、Aさん紙をもらえますか？」

どこかうきうきな若を前に私は紙を持ってきて全員に配る。

ディ「モラは……ふむ考えたら出てくるのか。
だが見たことないな」

札束がどんと出てきた。
ディルックさんなんでそんなに冷静なの？

ガイ「俺は旦那様に出して貰うとしよう。
給料日前だったものでな」

「よし、よし、よし」

義兄弟の絡みを見て嬉しくなっていると魈様と先生が「我々はどうしたらいい」と聞いてくる。

「みんなの財布…じゃなかった。
そこにいかにも俺が払うよって言ってくれそうな人がいるんですが」

タル「A〜？
俺のベルトのこと言うけどいいの」

「なんのことでしょう、ちがう。
なんのこと」

タル「えっ」

最後の言葉を言おうとしたところで口を塞ぎたかった。
届かず顎で止まってしまう。

「絶対、殴る、何時か、殴る」

なんて言うと嬉しそうにニヤニヤしながらこちらを見つめているタルタリヤさん。

「アルベドさーん！！
タルタリヤがいじめてくるー！！」

ベド「はいはい、皆の意見を聞くのが先だよ。
大人しくしてるんだ」

頭を撫でられあやされる。
子供だと思われてます？？

万葉「体術を学びたいなら拙者が教えよう。
護身として覚えておくのもいいであろう？」

「お願いします、タルタリヤさんに不意打ちで1発入れれたら満足なんで」

「いやほんとに」

タル「俺は今殴って貰って構わないけど？
ほら、好きなだけ殴ってくれて構わない！」

嬉しそうに腕を広げ満面の笑みで笑うタルタリヤさん。

「肘をみぞおちにいれるか、はたまた急所を狙って蹴るか…」

なんでボソッと呟くとピタッと全員の動きが止まった。

万葉「確かに襲われた時はそれが一番でござる。
今目の前にいる変人にはそれが有効でござろう」

殺れと言わんばかりの雰囲気を醸し出す万葉さん。

綾人「女性がそんなことをしてはいけません。
私の横で服でも考えませんか？」

怖い→←否定

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す