和やか ページ9
貴方side
風が去ったと思ったら目の前には美形の少年。
緑色のメッシュ？っていうのが入っていてオシャレだ。
「魈しゃまだ！！」
なんて子供っぽく言うと眉が下がり、口角が下がる。
「相も変わらず可愛いね、好きだよ。魈くん」
魈「我を呼んだだろう」
「えっ、あっ、会いに行こうかなぁ程度で呼んだぐらいなんだけど」
魈「そうか、ならもう行く」
なんて言って去ろうとする魈くんを引き止める。
「魈くん、魈くん！！
ここ魔物いっぱいいるよ、非力な一般市民がその辺で野垂れ死んじゃう」
なんて言うと「我に着いてこい」と言って護衛してくれるらしい。
「やっぱり優しいね、魈くん」
魈「帝君に泥を塗るような真似はできない」
「健気だねぇ」
魈「お前はそろそろ学習したらどうだ」
「学習していつの間にか居るの」
魈「はぁ…」
信じられないという顔でため息をつく仙人の魈くん。
なんか知らないけど過保護だし呼んだら来てくれるんだよねぇ。
体調悪い時に会ったせいか戦えないって思い込んでるし。
まっ、会える口実になって嬉しいんだけどね。
嬉しくてつい歌ってしまう。
魈「はぁ…もうすぐだ」
魈「ここを真っ直ぐ行ったらつく」
なんて街の方を指を刺された。
仕方ない行くかぁなんて思いながらお礼を言い街の方へと歩き出す。
すると地面がボコっと膨れ足元からこんにちはっ！と言わんばかりに顔を出してくるトリックフラワー。
「えっ、まっ」
いきなりで武器が出てこなかった。
驚いた反動で後ろに倒れかけ攻撃してこようと氷元素のトリックフラワー。
魈「去れ」
その一言と共にトリックフラワーは胴体と切り離され消えてしまう。
魈くんに支えられ魈くんの匂いが分かる。
待ってお日様の匂い…えっっっちじゃん、腕がえっちだって
「あ、ありがとうございます…」
急いで離れてお礼を言う。
魈「こい、入口まで連れていく」
「あっっっ、ありがとうございます」
ここで発動されてしまう過保護。
しかもこの子女慣れしてないな？？何となく赤色耳を見て見ぬふりして顔をのぞき込む為に駆け寄る。
「魈様ありがとうございます！
私やっぱり魈様好きですよ、何言われようと」
魈「何度言う」
「何回でも言いますよ、私が死ぬまで。
ま、死ぬ時誰の名前も呼ばないので魈様はわかんないでしょうけどね〜」
なんて笑いながらそんなことを言うと先程まで和やかだった雰囲気が壊れた気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 649人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜奈(プロフ) - わたあめちゃんさん» コメントありがとうございます。神作品！？！？嬉しい言葉すぎて涙が…うぐぐ更新頑張ります！！ (10月28日 0時) (
レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
わたあめちゃん - はじめましてー！小説読ませてもらいました！神作品ですね！続き楽しみでいつも待っています！ (10月27日 19時) (レス) @page2 id: ff372044f8 (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！文章読みやすい！？初めて言われました、嬉しいです。これからも見やすく面白い小説書けるように頑張ります！コメントありがとうございます (8月10日 18時) (レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - もこさん» わわ、通知届いてなくて返信遅れてしまいすみません。コメントありがとうございます！れ愛され＆逆ハーいいですよね。私も好きです。嬉しいコメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (8月10日 18時) (レス) @page49 id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初コメ失礼します 文章読みやすくて面白いです これからも無理のない範囲で頑張ってください (8月10日 0時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜奈 | 作成日時：2022年8月17日 1時
