談笑 ページ30
？？side
「全く…ほら夜も遅いんだから早く帰りな。
ウェンティー？銅像の前に投げとくか…」
仕方ないと言わんばかりの顔を浮かべるA。
まるで俺達2人の髪色を混ぜて薄めた色をしている、そのせいか目を引くものがある。
「じゃあディルックさん私は明日18時から来ますので」
ディ「制服も用意しておこう」
「お願いします」
「ガイアさんも行くよ、ディルックさんに迷惑かけないためにも」
ガイ「俺はちょっと旦那様と話したいことがあるんだ」
ディ「僕はないんだが」
ガイ「そんな事言わないでくれよ」
全くコイツは。
「そうですか、じゃあお先に失礼しますね。
おやすみなさい」
詩人に肩を貸しながら店から出ていくA。
お前は俺の正体を知ったらどんな顔を見せてくれるんだ？
嫌うか？寧ろ変わってるからこそ懐いてくれるのか。
読めないやつだぜ
ディ「それで」
ガイ「嗚呼その事なんだが…いややめておこう。
余計なことも喋っちまいそうだからな」
ディ「そうか」
ガイ「余計な時間を取らせちまったな。
それじゃあな、旦那様？｣
俺はモラを机に置いては店から出ていった。
Aが向かったであろう方向を向きながら俺は何も無かったかのように歩き出す。
俺は友として良き協力者としてアイツの横にいられる。
それは誰かさんもそうだ。
ガイ「ははっ、哀れだな。
ここまで来ると笑えてくる」
俺は誰にも言ってないことがある。
彼女がアビスの奴らと話してるのを見たのを、アビスと一緒にどこかへ消えていったのを。
それを見て俺は何を思ったか。
"面白い"だった。あの時と同じ感情、もしこれを言ったらどうなるのだろうか、あの時と同じように変わってしまうのか、それとも俺を勧誘してくるのだろうか。
弱みを握れたとは思えないこの感情はきっと俺の悪い感情なんだな。
好いているから、愛してしまったから俺は嫌われないように工夫しながら立ち回らないと行けないのにな。
俺がカーンルイア人と知ったら横にいられるのだろうか。
いっその事酒の勢いで全て言えたらいいのに、と考える俺はだいぶ酔っているようだな。
お前がオレを求めてくれるなら、笑ってくれるのなら、そばにいてくれるなら、一緒に呑んでくれるならそれでいいんだ。
選ばれなくとも。
俺の選択は何も間違っちゃいない。
ガイ「哀れな俺を笑ってくれることを期待してるぜA」
きっと彼女なら受け入れて笑う。
そんなことを夢見ている
ガイアside＿＿＿＿＿＿
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夜奈(プロフ) - わたあめちゃんさん» コメントありがとうございます。神作品！？！？嬉しい言葉すぎて涙が…うぐぐ更新頑張ります！！ (10月28日 0時) (
レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
わたあめちゃん - はじめましてー！小説読ませてもらいました！神作品ですね！続き楽しみでいつも待っています！ (10月27日 19時) (レス) @page2 id: ff372044f8 (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！文章読みやすい！？初めて言われました、嬉しいです。これからも見やすく面白い小説書けるように頑張ります！コメントありがとうございます (8月10日 18時) (レス) id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
夜奈(プロフ) - もこさん» わわ、通知届いてなくて返信遅れてしまいすみません。コメントありがとうございます！れ愛され＆逆ハーいいですよね。私も好きです。嬉しいコメントありがとうございます！更新頑張ります！！ (8月10日 18時) (レス) @page49 id: 9a4f7401ec (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 初コメ失礼します 文章読みやすくて面白いです これからも無理のない範囲で頑張ってください (8月10日 0時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜奈 | 作成日時：2022年8月17日 1時
