好き好き言ってたら周りが大変なことになってた【原神】

お話し ページ12

貴方side


「そ、それにほら今みたく友達といましたし。
鍾離先生なら気がつくと思うんですよ」

鍾離「俺が話行かない時もあるだろう」

「確かに」

マジトーンで言われてしまい急に素に戻ってしまう。
すると鍾離先生が動き出す。

「待って待って、おろして鍾離先生！！
流石にこの年齢で姫抱きは恥ずかしいって！」

鍾離「そうか」

「話聞いてくれません？？」

降ろさずガッチリとホールドされてしまった身体。
うぐぅ、こんな時蛍ちゃんがいてくれたら…でも今岩かぁ。

それにしてもさっきから鍾離先生が静かに笑ってるけど…なんだろう。

「鍾離先生どうしたんですか」

鍾離「いやすまない。段々お前が恥ずかしいのか顔が赤くなるのが愛らしくてな」

「…何も思わないようにしたくても周りの目が…この歳になって姫抱きされるのがちょっと」

またそうかと一言。
全く…なんて思っていると「あれ鍾離先生？」とさっき聞いた声が聞こえた。

「タルタル…タルタルソース…」

後ろからタルタルの声が聞こえてこの世の終わりの気分を味わう私。

「今日運が悪いのかもなぁ」

鍾離「公子殿ではないか」

「鍾離先生振り返る前に私をおろしっっ」

言葉が終わる前に振り返る鍾離先生。
もーほんとに終わったってありがとうございました！！

心の中でヤケになってるさなか先程の声が消えるタルタリヤ。

タル「鍾離先生その子をおろしてくれないかな？」

鍾離「断る、俺が先に見つけたのでな」

「私は君達に交流があったのが驚きだよ、こんちくしょう」

タル「見るからにおろして欲しそうだけど？」

鍾離「そんなことは言ってなさそうだが」

「ほんとに恥ずかしいから人目のないとこ行って…こんな状態で話さないで…ほんとに無理だから…恥ずかしい過ぎて溶けちゃう」

自分でもよく分からないことを言うと鍾離先生とタルタリヤは争いながら人目のつかないところに移動してくれた。

正直おろして欲しいけどおろさない鍾離先生の腕力と体力が凄まじいなって思ってる。

タル「鍾離先生そろそろおろしたらどう？
さすがの先生でも腕辛いだろうしさ」

鍾離「気遣い感謝するだが生憎辛くないのでな」

「流石に恥ずかしいって…」

「帽子が欲しい…」

タル「俺の仮面を貸してあげるよ」

頭につけている仮面をとり渡そうと腕を伸ばして取れる位置まで持ってきてくれた。

「ありがとう、今だけはほんとに大好き」

怖い→←顔いいなぁ

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