『私の顔が好きなんですか？』

LIAR243 ページ1

『あっつ……』





「お疲れー」




はい、と冷たいアクエリを渡される



やっぱ最後のSecretAnswerはやばかった




途中混ざろうかと思ったもん




いや、混ざったら殺されるわ





「後は後夜祭だけど、まだ時間あるから自由にしていいよってさ」




僕ちょっとEveの所行ってくるね？とSouは控え室を出ていく




え？置いてかれた？寂し……





『……暇ぁ』




なんてボヤいていると、1度は遠のいた足音がまた近づいてくる





「あと、後夜祭終わったらちゃんと僕の所に来てよ」




約束だよ！と言ってまた走っていった



転ぶぞー




私みたいに。




.




.





.





.




『トイレっトイレっ私はトイレっ』




謎の歌を歌いながら下の階のトイレに向かう



すると、階段の方から話し声がする




声からしてスタッフさんかね？





『お？』




「さっきさ、歌い手のLIAR？って人と喋ったんだけど」





「あー、なんか周りの男にめっちゃ過保護にされてた子？」





……過保護。





「そうそうw…でも結構俺好きかも」




マジですか…




人に好かれて嫌な奴はいないね、うん。





「まじ！？どこが？」




「顔かなー？」





『……』




ああ、やっぱりですか。



まあ性格悪い私は顔しか取り柄ないですか？はい、分かってるよ





「てかさ、周りの男達も、顔が好みだからだろ？
顔可愛くなかったら話しかけすらしねーわw」





ずきん、





心臓が重くなる





顔が悪かったら私は相手にもされないのか…





また、中学の頃みたいに





{性格悪い}




{キツイよね}






なんて、言われるのかな

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