丹 ページ8
柊戯seid
あーあ、クラス入るのしんどい。
はい、さっき扉蹴り倒した人の姉です。←
超、入りづらい。
(サボろうかな。)
クラスの扉の前でう〜ん、と唸っていると
?「なあ、あんた。ちょっといいか?」
「?」
私が振り向くと、そこには青いパーカーに学ランを着た人が立っていた。
なんか、妙にカッコつけててはっきり言ってイタイ。
おっと、用件聞かないと、
「あー、はい。何?」
?「あんた、あの転校生か?」
「うん、そうだよ?で、君は?」
カラ「あぁ、悪い。俺は1-2の松野カラ松だ。」
(松野?……まさかね。)
「一魅と同じクラスか…。」
私は普通に話しているけど正直ちょっと期待している。
(喧嘩、したいなぁ。)
「で?ご用件は?」
カラ「今日の放課後、体育館裏にきてくれ。」
うっわ、告白みたい。
まあ、絶対違うと思うけど
「OK…じゃあ、妹も連れていっていい?」
カラ「妹?」
「さっき、君のクラスの扉蹴り倒した子だよ。」
カラ「構わない。」
この、カラ松という人は見たところ強そうだがいわゆる優男だろう。
(なーんか、匂いが一魅と似てるんだよねぇ。)
そんなことを思いながら、休み時間になった教室のなかに入る。
先生「おお、柊戯。さっきは大変だったな。大丈夫か?」
へえ、私の心配してくれる先生なんだ。今回は比較的当たりかな?
「大丈夫ですよ?」
先生「ならいいんだ。」
先生は、さっき自己紹介が出来なかったから、二時間目を使ってやるらしい。
「先生。私の席って何処ですか?」
先生「あぁ、それならあの窓際の一番後ろだ。」
おお、良い位置! やったね♪
「はーい!」
だが、クラスが少しざわついた事に気づいた。
(なんだろう?……まあいっか♪)
私は、一番後ろに歩いていった。
すると、その時
?「へえ、案外美人じゃん。」
「ん?」
私の横、つまり隣の席の男子生徒が話しかけてきた。
「へぇ。私が美人? お世辞ありがとう。……って…あれ?君……」
さっき、廊下で会わなかったっけ?
といいかけて
止めた。
(あは、ビンゴだ。)
直感的にわかった。
「……クヒヒっ。」
?「あ、俺の弟にもいるんだ、そういう笑い方のやつ。」
「へぇ、そうなんだ。野暮なこと聞くけどさぁ…君の名前なぁに?」
?「ああ、俺?
………松野家の長男、松野おそ松でーす。よろしく♪」
「私は、佐藤 柊戯だよ。よろしくね♪」
やぁーと見つけた。
_____“僕”と同じ匂いの人。
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レタス - 凄く面白いです!更新頑張ってね! (2019年2月10日 17時) (レス) id: b41164cd5e (このIDを非表示/違反報告)
白虎P(プロフ) - クロネコさん» 見てくれてありがとうございます!! これからも頑張って書いていくので、応援よろしくお願いします! (2018年3月1日 19時) (レス) id: 4bf5d79354 (このIDを非表示/違反報告)
クロネコ(プロフ) - 凄い面白いです!これからも更新頑張って下さい!応援してます!(≧▽≦) (2018年3月1日 19時) (レス) id: 3c9e6f42df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白虎P | 作成日時:2018年2月12日 17時