【第5話】 ページ6
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それよりだんだんと外が暗くなってきているのに気がつく。
今日のところは帰ろうかな。
『あの、そろそろ帰ります。』
そう言ってベンチから立ち上がる。
チョロ「あぁ、そうだね。もうこんなに暗くなってきてるから早く帰らないと…。
外は暗いだろうし不安ならカラ松に送らせるよ。」
チラッとカラ松さんを見れば未だに体育座りで丸まっていた。
どんだけ落ち込んでんの…。
『いえ、大丈夫です。
また近いうちに来ます。
今日はありがとうございました。』
お辞儀をして教会を出れば森の暗さもあり、外はすっかり真っ暗闇だった。
少し怖いけど仕方がない。
早足で帰ろう。
ーーーーー
in教会【カラ松side】
チョロ「カラ松…一体どうするつもりなの。
相手は“あの”おそ松だよ…」
低い声で問いかけてきたチョロ松。
カラ「わかってる…どんな方法を使ってでもAを助けるさ。」
十四「……。」
正直言ってAを助けられる確率は低い。
でもあの子を助けたい。
それぞれ理由は違えど、この場にいる全員が願っていることだろう。
何故今日会ったばかりのあの子をこんなにも助けたいと思うのか自分でも不思議なくらいだ。
もちろん、神父として支えるという気持ちもある。
が、それ以上に大きな何かが自分の中にある。
いつか、この気持ちが分かる日はくるのか……。
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サクラ - 更新楽しみに待ってますので戻ってきてください!おねがいします! (2018年2月15日 18時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
玲紋 - 気になります!続きが!応援してますね! (2016年3月21日 1時) (レス) id: eee74b7045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももももっち。 | 作成日時:2016年1月10日 23時