【第14話】 ページ15
トド「あのさ…もしAちゃんが迷惑じゃなければ僕も一緒に住んじゃダメ、かな?」
おそ「はぁ!?お前何言ん゛ん゛ー!!」
何かを言いかけたおそ松の口を急いで塞ぐトド松くん。
何故急にそんな行動にでたのか不思議だ。
けれど今はそんなことはどうでもよくて。
『お、お願いだからその潤んだ瞳をやめて…!』
さながら小動物のようなその瞳が私には効果抜群らしい。
だんだんと、主人の帰りを独りで待っている子犬をみているかのような錯覚に陥り、ぎゅっと胸を締め付けられる。
『……』
トド「……」
『……っ』
トド「……」
『〜〜っわかった!住んでいい!住んでいいよ!どうせ一人暮らしだったし、2人くらい増えても変わらないから』
こうなりゃヤケだ、と勢いに任せて了承すると、トド松くんがみるみる笑顔になっていくのがわかる。
…背後に沢山の花が見えるよ。
トド「ホント!?
これからよろしくね、Aちゃん!
あ、おそ松兄さんも(笑)」
おそ「オマケみてぇに言うな!
つーか兄ちゃんは認めないからな、トッティ!!」
トド「はーぁ?おそ松兄さんにそんな権限ないでしょ。それとトッティ言うな」
おそ「んだとコラ。やんのかコラァ。」
言い合いをしている2人をよそに、ふと考える。
おそ松“兄さん”と呼んでいるということは…
もしかして、という考えが頭をよぎり、これから一緒に住むことになったのだからこれを機に2人に思い切って聞いてみようかなと、口を開く。
『ねぇ、2人って血の繋がった兄弟なの?』
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サクラ - 更新楽しみに待ってますので戻ってきてください!おねがいします! (2018年2月15日 18時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
玲紋 - 気になります!続きが!応援してますね! (2016年3月21日 1時) (レス) id: eee74b7045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ももももっち。 | 作成日時:2016年1月10日 23時