【あんスタ】アイドル科 : 3-A ヤンデレ問題

#28 ページ30

思わず手を引っ込めると、生徒会長は『怖がらせちゃったかな？』と微笑んだ。


英｢ほんとAちゃんの表情転換は見てて楽しいよ。

Aちゃんの生きるって素晴らしいね｣



＿＿＿ 僕も加わってもいいじゃないか。 ＿＿＿＿


冷たく心に響いて、私は必死にお辞儀をしてその場から去った。

いや、逃げた。



獲物を食っているようなあの鋭い目が



頭から離れられない。









｢はぁ、はぁ、はぁ……｣

家についてへなへなと玄関に座り込んだ。

今日は父母は仕事で帰れず、弟も友達の家に泊まるだかでいない。


完璧ぼっちの私は、恐怖と寂しさで心がキュッとなった。

1人を謳歌しようとしたが、さっきのことと学校でのことが重荷になり無理だと判断した。


｢なんでこんな時に1人なのさ…｣


ぽつぽつと愚痴をこぼしリビングのソファーに座り込んだ。


｢うううう…いやだ…寂しい…死ぬ……

うさぎになる…Aちゃんラビに加入する…｣


ラビという言葉を出して報告書を出していないことを思い出した。
昨日あんな苦労したのに！！！爆死！！！！！

一応明日までの提出なのであんまり気にしなくていいけど椚先生だよ？
『少し自覚と余裕を持つのを意識しなさい。低脳ですか？』って言われそうやん？てか前に言われたわ。(でもほんとは優しいとこ知ってるぞあきやん☆)


すると、スマホが鳴った。

ビビりすぎて口から心臓の代わりにド低い声が出た。我ながら気持ち悪すぎる。


恐る恐る画面を確認する。






"たかみね"






珍しい人物の名前が書いてありました。

#29→←#27

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す