#38 おんなごころ ページ43
凛月サイド
くっっそだるい大学を終えて、帰宅しようとしたらまーくんから『仕事終わりそうにないからAの迎え頼んだ』と連絡が来た。
そういえば、昨日の夜まーくんが迎えに行くみたいな事を言ってたな〜。
本当は直ぐに帰って寝たい。
なんなら俺がまーくんに迎えに来てもらいたいレベルだけど、かわいい妹の為。
幼稚園へとやって来た。
『あ、えっと…どの子のお迎えですか？』
凛｢あ、天祥院です。
天祥院Aの兄です｣
迎えにこなさすぎて幼稚園の先生に認知されていない。
大兄弟の事を把握してるであろう先生は、すぐに納得してAを呼んだ。
トコトコと、黄色い帽子を被った天使が登場。
｢りつにぃにだぁ…！｣
凛｢おかえり〜
今日まーくん来れくなっちゃったからりつにぃにが来ちゃったよ〜｣
しゃがんだ俺の胸元にぽすっと埋まるA。
かわいいのでおかえりのちゅーをしようとすると、Aが『やぁ…』と怒り出した。
凛｢え｣
｢ちゅーは嫌………｣
突然のちゅー拒否に俺は軽く目眩を感じた。
*
ス｢あーっはははははは！！！！！
Aに、Aに、ふ、振られ…
ひぃぃぃーwwwww｣
真｢スバル…お前笑いすぎ……｣
な｢そう言ってるお前も笑いながらいうな…｣
凛｢あんたもな｣
Aの事を聞いてもらおうと、夕食終わりに話したらスバルを筆頭に馬鹿にされた。
俺はリビングで人形遊びをしてるAを見つめてため息をついた。
ス｢凛月兄、パパみたいだねwww｣
な｢拗ねない、拗ねない｣
凛｢……あんたらは体験してないから言えるんだよ…
俺はAのおしめも替えて、お風呂にも入れて、着替えもさせてきた…
甘い兄貴で育ててきたから、もっとデレデレしてくれてもいいのに…｣
真｢でも、なんか最近女の子らしくなったよな〜。
着替えとかも『自分でできる！えっち！』って言うし｣
凛｢…まーくんが言うとなんかいやらしく感じる…｣
真｢なんでだよ！｣
ス｢あーのーねー、Aはやっぱり普段から遊んであげたり〜、お話したりした方が懐くんだよ！甘やかすだけじゃだめ！
まぁ、見てて見てて！｣
スバルは勝ち晴らしたような顔をして言い、Aの元に行った。
ス｢A、スバルにぃにとお風呂入ろ♪｣
人形から目を離して、Aはスバルを見つめた。
｢いやっ、スバルにぃとは入らないの｣
スバルの笑顔は固まった。
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アルパカ - すごく面白かったです！更新頑張って下さい！続き楽しみにしてます！ (2020年5月14日 11時) (
レス) id: 00fe17351a (このIDを非表示/違反報告)
りっちゃん - いつも、楽しみにしています！できたら、北斗くんと真くん登場させてください。お願いします (2019年8月28日 13時) (レス) id: 37501b478c (このIDを非表示/違反報告)
ぶーりん - 姫みんカワユス！ (2019年8月19日 14時) (レス) id: 1f71202e8a (このIDを非表示/違反報告)
咲那(プロフ) - 更新楽しみに待ってました〜ゆっくりでいいので続き待ってます♪頑張ってください〜！私じゃ1日で5000hitなんていかないので尊敬しますー！ (2019年8月15日 3時) (レス) id: ea388f89fe (このIDを非表示/違反報告)
華乃(プロフ) - 更新ありがとうございます！ (2019年8月14日 22時) (レス) id: 9489fc516c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みすど | 作成日時：2017年11月13日 0時
