花火大会 8 ページ8
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「...ダメじゃん。結局。」
はぁっと溜息を零すけれど、直ぐに気を取り直したようにシャキッとした。
「まぁ、ケーキはいい。また今度、うちに来てケーキだけやろう。コンビニのケーキっていうのも何だか締まらないしな。島崎さんに頼んどく。ま、取り敢えず線香花火だけでもしようぜ。」
それに頷いて、ガサッと袋を開け、小塚くんがすぐそこの水道で汲んできてくれたバケツを近くに置いて準備万端!
みんなで一斉にパチパチと線香花火を鳴らした。
暗闇に包まれ、地面の近くで色とりどりの火花がみんなの顔をぼおっと照らした。
見慣れているみんなの顔が何だかいつもと違うように見えて何だかちょっぴりドキドキしながら、上でも下でも光り輝く綺麗な花々にうっとりしながら目を静かに閉じたんだ。
黒木くんの幸せを願いながら...。
...おめでとう、黒木くん。
Happy Birthday。
そして、その後、黒木くんが大のシュークリーム好きで、中々の甘党だと知って目を丸くしたのはまた別のお話_______________
<完>
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名無し - セダムさんのbirthdayシリーズ、大好き!これからも頑張って! (2019年8月15日 19時) (レス) id: ca44c89321 (このIDを非表示/違反報告)
セダム(プロフ) - なんなさん» ありがとうございます(^^)黒木くんのお話、色々考えてみますね! (2019年8月15日 17時) (レス) id: 188dd23746 (このIDを非表示/違反報告)
なんな - もう、最高!!黒木くん、大好き!他の話もどんどん書いてください! (2019年8月15日 17時) (レス) id: 9359a1f9be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:セダム | 作成日時:2019年8月15日 0時