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NOside
十三名。減り到着予定時刻十五分前の段階での累計負傷者数である。
「うち重篤状態は何名だ！」
怒鳴った玄田に情報を取りまとめている副隊長、緒方が答えた。
「十三名です。医務班の応急処置で済むものは最初から計上しちゃいません」
「道理だな」
玄田は納得し指示をだした。
「より重篤な者を優先して屋上へ待機させろ。空いているヘリのキャビンを使って搬送する」
調整の結果、十名を搬送できるとの返答があった。
「残ったものは二便で乗せる、保たないようなら中部図書隊にヘリの応援を要請しろ」
「うちからヘリを提供するわ」
口を開いたのは、それまで取材に徹していて余計な口を挟まなかった折口だ。
「取材用のヘリを出す手配をします。スタンバイしてある地域から呼ぶより都内からの方が早いんでしょう？」
「よし頼む」
即答で玄田は受け入れた。
折口が携帯で本社に連絡を取り、その間にも玄田はめまぐるしく隊への指示を出し続けた。
戦況は刻々と変わり、全情報を把握できるのは本部だけだ。
電話を切った折口を
「すまんな」
と片手で拝む。
「気にしないでちょうだい。戦っているあなた達を書くのが私たちの戦いよ。あなた達が全力で戦えるためのバックアップは惜しまないわ」
言いつつ折口がこの状況に不似合いなほど艶やかに笑った。
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オムライス(プロフ) - 田中圭くんにハマって一気に読みました！続き楽しみにしてます！ (2020年9月26日 8時) (
レス) id: 3df1040212 (このIDを非表示/違反報告)
ハリネズミブー - 楽しく拝見させて頂いています！大変かとは思いますが、続きを期待しています！応援しています！ (2020年6月4日 4時) (レス) id: b581b337c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きぃ太 | 作成日時：2019年9月22日 9時
