嫉妬 赤 ページ2
「おはよー」
長い自転車の道のりからやっと解放され、どかっと自分の席に座る。
「ん!おはよー!! ねーねー、早速やけど、ゲームしよー?」
朝から元気よくゲームを持ちかけてきたのはこさめちゃん こさめちゃんは男の子だけど、よく女の子に間違えられるくらいに可愛い。
「いーよ! やるやる!」
対する私もゲームは大好きなため、
喜んで提案を受け入れる。
横から感じるムッとした雰囲気を無視して。
ふう、と息を吐いてゲームに集中する。
「あー!あー!!無理だぁぁあ!!」
私の横で叫びまくるこさめちゃんは可愛い。
「ふふん。やっぱりまだ弱いねぇ。」
「もー!!」
可愛らしいその顔は少し涙目で、悔しそうに地団駄を踏んでいる。すると突然、
横からにゅ、っと手が伸びてきて私は手の方へ吸い寄せられる。
「っちょ!なつくん!今はゲームしてるの!」
「知るか。」
「ねーえ!手、離して?」
「無理。」
私を強い力で抱えたまま、彼は私の背中へ顔を埋める。
仕方がない。こうなってしまったらこのまま強行だ。
彼の膝の上に乗せられたままスマホを開き、どうにかゲームが出来る体制に立て直す。
「こさめちゃん、この体制だけどいい?」
そう、問いかける。
「こさめはいいけど…」
「ならもっかいやろっか!!」
こさめちゃんは気にしているようだけど、これにいちいち気を取られていては何も出来ない。
そう察して無理やりゲームを続けた。
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変な所で切ります。
ネタが無いための少しでも更新し続けるための愚策です。
開始早々申し訳ないのですがリクエスト下さい……涙
お読みいただきありがとうございましたm(__)m
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作者名:ゆう | 作成日時:2023年11月16日 17時