起きたら翼が生えてた【MHA】 (ページ39)

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麗日side

「両脚重症の彼と...頭殴られた彼女を除いて
......ほぼ全員無事か」

警察の人がそう言って私達を見回した。

先生達以外だとデクくんと、Aちゃんが...この場にいない。

さっき皆で集まった時に尾白くんが気絶したAちゃんを連れてきた時は泣きそうになった。

だって頭から血は出てるし、翼は真っ黒なんやもん...。

デクくんは保健室で間に合うらしいけど...Aちゃんは先生達同様病院。...どっちも心配だ。

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主人公side

病院の先生曰く私は意外と早く目が覚めた......らしい。

まる1日寝てたら体力も割と回復したのでリカバリーガールに治してもらった。(切り傷は遠慮した)

＊

『おはよ』

「おは...ええ！？Aちゃん！？｣

教室に入るとお茶子ちゃんに凄く驚かれた。

その声を聞きつけまだ学校に来ていないメンバーを除く1A皆が此方に駆け寄ってくる。

｢私達とても心配していたのよ｣

梅雨ちゃんは「でも早く治ってよかったわ」と笑ってくれた。かわいい。

「そうだぞ羽平～～～～！！」

上鳴くんは相変わらずワンコである。とりあえず頭を撫でておいた。

「羽平さん...ほんと無茶しないで...
きつかったら言ってほしい｣

『う...ごめんね尾白くん』

でもあの状況で言うわけには行かなかった。

尾白くんも1人で戦うとなるとしんどいし、私だって戦ってないと怖かったのだから。