イケメンのお姫様抱っこ ページ33
『お待たせしました』
「うん、ありがと」
そう言うとカネコノはたこ焼きをもぐもぐと食べ始めた。
う、美しい。
見とれていたが私はハッとして厨房に戻る。
音子先輩とカネコノのやり取りの邪魔しちゃいけないな...多分。
うんうんと頷きながら次の料理を作ろうと腕まくりをし直すと、突然食堂の方からガチャン、と盛大な音がした。
『あれ、どうしたんでしょうね』
「さあ...注文も少なくなったし、星海見てきたら?」
『わかりました!』
これは絶対見たかった。
阿鳥先輩がカネコノを横抱き...お姫様抱っこするところは!!
小走りになって窓際の席へ。普通に来るだけでは不自然なので、
『どうしたんですか?』
と声をかけた。
「あぁAちゃん、カネコノ...金子様が食べすぎちゃったみたいで...」
『あ、そうなんですか...』
「悪いんだけどAちゃん、金子様はお部屋でお休みになるからルリさん達に言っといてくれる?」
お姫様抱っこをしながら言う阿鳥先輩に私はこくりと頷く。
カネコノには悪いんだけど、忙しくなくなってよかった...
と思いながらゆっくりと厨房へと戻った。
167人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よる - うわぁめっちゃ気になるけど始めたばっかりだからストーリー全然進んでない…頑張って早く読み終わって戻ってきますわ!頑張ってきまーす! (2021年3月14日 20時) (レス) id: 13ad1f4f4d (このIDを非表示/違反報告)
赤(プロフ) - 奏さん» ワワアありがとうございます!嬉しいです(TT)更新できる時にしますね!!!!!! (2018年8月11日 3時) (レス) id: f808b76a9b (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 阿鳥さんめっっっちゃ尊いです… 読んでいたら、 あれ、もうそんなに読んだの…? みたいな感じでした(笑) とても続きが楽しみになる作品で、いつもワクワクしてます! 応援してます!更新頑張ってください! (2018年8月9日 16時) (レス) id: eb5bcd3b3c (このIDを非表示/違反報告)
赤(プロフ) - 松桜さん» 読んで下さりありがとうございます^^自分と重ねて読んでみると自分が撫でられてる感覚になりますのでぜひ← (2018年8月3日 20時) (レス) id: f808b76a9b (このIDを非表示/違反報告)
松桜(プロフ) - 阿鳥さんに頭なでなでされるとかめっちゃ羨ましいです (2018年8月3日 4時) (レス) id: de1f0ed584 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ