side ヒーロー ページ11
壁に隠れたまま様子を伺っていると、声の主は
イ ミンヒョクだった。
それがわかった瞬間怒りが湧き出てきた。
...が、必死に耐える。
今はまだ、その怒りをぶつけてはいけない。
まだ、早い。
イ ミンヒョクがどこかに行ったあと、キヒョンくんがこちらに歩いてくる。
『あっ...えっと、ありがとう、ございました』
「いや...いいよ、むしろごめん」
『え、キヒョンくんは悪くないのに
...悪いのは、あいつだよ』
...やっぱ、怒りが湧き出てくる。
抑えなきゃ...。
『...女の子、本気であの人のこと好きだった』
「うん...」
夜だけかと思ってたのに、こんな朝っぱらからそんなことしようとしてたなんて。
キヒョンくんが止めに入らなければ.....、
『あームカつく、本っ当に許せない...』
「やっぱり正義感強いんだ、A」
『え、うん、よく言われるけど』
キヒョンくんて呼び捨てするタイプなのか...。
名字＋さんかと思ってた私...
「...ね、頼みがあるんだけど」
『...頼み？』
「協力して欲しい、
...あいつらの目を覚まさせたいんだ」
...それってもしかして、
『キヒョンくん...それなら私達の目的は一緒なんだね』
「え？」
『私もさ、生徒会長から頼まれてたの...彼らを正すことを。
だから答えは、もちろん！...だよ！』
私はキヒョンくんの手を両手で握る。
...するとキヒョンくんは「よかった」と呟いて、
またあの笑顔で笑ったのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涙花（るいはな）(プロフ) - りたさん» そうなのですね！いえいえ、丁寧に教えていただきありがとうございました！ありがとうございます、頑張らせていただきます！！^^ (2017年7月23日 17時) (
レス) id: 61a9c73cbd (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - 涙花（るいはな）さん» そういうことです^^ 複雑ですよね…私の文章が分かりづらかっただけだと思うので気にしないでくださいね。これからも応援しています！ (2017年7月23日 14時) (レス) id: 6d2e12d61d (このIDを非表示/違反報告)
涙花（るいはな）(プロフ) - りたさん» コメントありがとうございます！そ、そうなのですか…！なんか複雑なのですね…！では、名前だけで呼ぶ場合はギヒョンではなくキヒョンでいいと言う事なんでしょうか…？？（理解力なくてすみません(TT)） (2017年7月23日 13時) (レス) id: 61a9c73cbd (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいています^^ キヒョンくんの名前なのですがフルネームだとカ行のキが語頭にこないのでgという発音でユギヒョンとなりますが名だけですとキという発音がkのキヒョンとなると思います。これからも涙花さんのペースで頑張ってください^^ (2017年7月23日 10時) (レス) id: 6d2e12d61d (このIDを非表示/違反報告)
涙花（るいはな）(プロフ) - あられさん» わぁあああありがとうございます(TT)はい、頑張ります^^ (2017年7月20日 17時) (レス) id: 61a9c73cbd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
