調 教 部 屋 。【青葉城西・ハイキュー】

１６匹。 ページ17

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「みんな〜良い子にして……え、」


「あ、A〜！」






調教部屋に入った途端、動きが固まった。


笑顔で仁王立ちする及川くんとは対照的に、国見くんが目をウルウルとさせたまま正座していた。






……こ、これは一体…。






「お、及川くん？なにをしているのかな……これ、」


「え？いやぁ、Aが困ってるみたいだから、助けようと思って！」


「やり過ぎだボゲェ！！」


「痛ぁ！！」






岩泉くんに頭突かれた顔面をさすりながら、及川くんが私を見た。


急に鋭くさせた目つきに、少し後ずさってしまう。






「だってA、困ってたよね？国見ちゃんが言うこと聞かないから」


「そうだけど……でも、」


「俺は、間違ってないよね？」






ニコリと笑った及川くんから目を逸らした。


国見くんが、ジッとこちらを見てくる。……子犬みたいな目で。






「え、えーと……ちょっとやり過ぎ、かな？しつけするのが私の仕事だから、及川くんは見守っててくれる…？」


「……ちぇ、褒めてもらえると思ったのにー！」






及川くんは少しふてくされて、その場から離れていった。



国見くんが立ち上がろうと、足を動かした。

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