100年先も愛してる 4 (ページ18)

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早く私のプランを話したくて、急いでご飯食べてるの。
なのに、広臣くんはゆっくり晩酌中。

『ね、お風呂入ってからゆっくり飲んだら？』

食べ終わった自分の食器を片付けながら声をかけるんだけど、パンフレットをパラパラ捲りながら全然聞いてない。

『早くお風呂入ってよー』

キッチンから声をかけると、ニヤッと笑ってるの。
そういう意味じゃないです。
一緒に入ったらいろいろ大変だからお一人でどうぞ！

でもね、キッチンで後片付けしてると、隣に立ってお手伝いしてくれるから、つい広臣くんの言うことを聞いちゃいそうになるんだけど、今日は頑張った(笑)

ちょっと拗ね気味にお風呂から上がってきて、ビールを飲んでる隣に座った。

『あのね、これなんてどう？』

パンフレットを開いて見せた。

『え？船？結婚式船ですんの？』

『うん！せっかくハワイでするんだから！
ね？これにしよー。これがいい』

うーんと唸ってる広臣くんを置いて、お風呂に入って……
変なプランを立てられないように、速攻で上がってきた。

『ダメ？』

上目遣いで様子を窺うと、広臣くんは苦笑いしてた。

『Aがそうしたいなら…いいよ』

『やったー！ありがと、広臣くん大好き！』

『でもさ、ドレスとかどうすんの？あっちで借りるの？』

ご心配なく！

『こっちで買って、持ってく！』

私が高らかに宣言すると、広臣くんは目を見開いた後、ハハハって苦笑い。

『じゃあ、ドレス買わなきゃね』

だって！