100年先も愛してる 4 (ページ19)

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次のお休みの日、まだ眠そうな広臣くんを叩き起こして、勝手に予約を入れていたウェディングショップへ

レンタルも買い取りも両方やってるところで、真依さんに教えてもらったの。

『登坂様、お待ちしておりました』

既にラックに掛けてある何着かのドレスを見て、広臣くんは絶句してた(笑)

『この中から決めたいんだけど迷っちゃって』

ほんとはね、広臣くんに内緒で決めて、式の時に初めて見せたかったんだけど、優柔不断だから決められなくて……
真依さんが選んでる時に、一緒に見てもらったけど、私があんまりにも悩むから、真依さんが登坂くんに選んでもらいなよって……

『広臣くんのタキシードも選らばなきゃだし……今日は時間かかるかもね』

広臣くんは呆れてるから、もうお好きにどうぞ状態で苦笑いばっかり。

『Aはこういう感じの、ふんわりしてる方がよく似合うよ』

どうせぽっちゃり系ですよ

真依さんみたいに、マーメイドラインが良かったのに、試着したら皆無言だった。

『これならお姫様みたいだよ？可愛いよ？』

必死でフォローしてる広臣くんの額には汗が滲んでる。

ショップのお姉さんも旦那さん大変だなって感じで苦笑いしてるし……

『じゃあ、これにする！』

ようやく私のドレスが決まって、次は広臣くんのタキシード。
何着ても似合うからムカつく！
お直しもしなくていいんだって！

『旦那様、スタイルがよろしいので……』

お姉さんもうっとりしてるし！

ちょっとヤキモチ妬いちゃったから隅っこから眺めてた。

『ドレスの時とテンション全然違うじゃん(笑)俺のもちゃんと見てよ』

見てるよ！
カッコよすぎてムカついてんの！

翔くん達は、会社の関係もあるから、式は日本で挙げて、新婚旅行でハワイなんだって！

どうせだから皆まとめてハワイ行っちゃおう！ってママが聞かないからね。
翔くん達の日程に合わせるんだけど……

ドレスとタキシードを決めて帰りに旅行会社へ

希望の日程で船上ウェディングが空いているか確認してもらった。

シーズンじゃないからたまたま空いていて、真依さん達のチャペルと日にちが重ならないように予約！

『広臣くん、勝手に決めちゃってごめんね？』

『いいよ。Aが笑ってる事が俺は嬉しいから』

いつもワガママ聞いてくれるから、今日の晩ごはんはサービスしちゃお