100年先も愛してる 3 (ページ34)

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臣

朝起きて、携帯見ても昨日送ったメッセージに返事来てないし
既読にはなってんだけど。

いつも通りマンションの前で待ってるけど、全然出てこねぇし。
おかしいな？って電話してみるけどこれまた出ねぇし。

遅刻ギリギリだから駅まで走って電車乗って、また駅から走って会社に着いて急いでフロアに向かったんだけど、その間なんかジロジロ見られるし、翔さんとすれ違った時、舌打ちされて睨まれるし

なんなんだよ一体

フロアに着いたら直己さんに怒られて、Aのデスクを見ると、ムスッとした顔して座ってんの。

先に行くなら一言言えっつーの。

そしたら安西さんがうっかり口滑らしそうになるし

内緒だからって言ったのお前だろ？
黙っとけよ

PC越しにAを見たら、隆二に話しかけられて泣きそうになってるし…

なんなんだよマジで！

仕事なんて手につかねぇから、こっそり携帯でメッセージを送った。

休憩室来て

Aが携帯を見たのを確認して席を離れて休憩室で待った。

ガチャと音がして、入って来たのは隆二だった。

『隆二…』

『お前っ！何やってんだよ！』

いつもニコニコしてる隆二がマジギレで俺の胸ぐらを掴んできた

『んだよっ！放せって！』

その体勢のまま睨みあってたら、隆二がため息をついて手を放した。

『お前……最低だな。そんなやつだとは思ってなかったよ』

なんの話してんだよ

『は？なんなの？いきなり掴みかかってきて』

『昨日、Aちゃん電話してきたよ。
俺、最近お前と飲みに行ってねぇ』

え？

『朝、出勤してきたら、安西がペラペラ喋ってたよ。お前のこと見損なったわ』

ちょっと待って
ついてけねぇ