55 頬のヒリヒリ ページ7
雪「んっ。・・・こ、ここは？」
燐「雪男！気がついたか！？」
雪「兄さん。一体ここは？僕は何を？」
起き上がってみると、祓魔塾生が全員集合していた。
そしてやけに頬がヒリヒリする。
霧「病院だ。お前、敵に操られていたんだ。」
雪「僕が？なぜ？」
霧「さあな。私も操られていたみたいだったし。」
雪「そうですか。すみません。こんな時に敵に操られるなんて・・・。皆さん、怪我はありませんでしたか？」
全員「・・・・。」
塾生のみんなに元気がない事に気がつき、嫌な予感がする。
勝「奥村先生・・・。Aが・・・。」
嫌な予感が的中した。
〜1時間前〜
僕が『ブレイク』という仲間の一人に操られ、兄さんを殺そうとした。
しかし、それを止めるためAとシュラさんが現れる。
が、しかし、隠し持っていた二丁目の銃によってAさんは意識不明の重体。
しかも、二発とも対悪魔用の弾だった。
Aさんが悪魔の血を引いているのは初耳で、逆に死ななかったのが驚いた。
雪「Aさんは今どこにいるんですか？」
全員が首を振る。
霧「病院に連れて行く途中、メフィストに会ってな。『私が連れて行きますから』とか言ってそれっきりだ。」
雪「そう・・・ですか。」
右手で左頬をさわると、湿布が貼ってあり少しヒリヒリする。
よく見ると、みんなもどこかに怪我を負っており、目が合わせられない。
雪「僕が弱いから・・・。」
燐「お前が悪いんじゃねーよ！悪いのは操ってたやつだろ！」
霧「ああ。こんなとこで落ち込んでいる暇はないぞ。敵は今も何かを狙ってる。」
子「そういえば敵はなんで奥村君を狙ってきたんですかね？」
志「そりゃー、敵さんにとって奥村君は厄介な相手やからちゃう？」
子「せやったら、なんでみんなおる時に仕掛けて来はったんやろ？奥村君一人の時の方が狙いやすいのに。」
燐「おい。さりげなく俺が弱いみたいな言い方するなよ。」
勝「せやな。なんか他の目的でもあったんとちゃう？」
し「他の目的って？」
大きな難問に言葉を失う。
？「力を知らしめるため、とか？」
どこからか聞き覚えのある声がする。
ア「フフフ、お久しぶりー。」
病院のドアから顔を出したのは、屋敷でAと戦った『ブレイク』のメンバー、アルだった。
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柊＊(プロフ) - 七星さん» 読んで頂き感謝感激です！今後ともよろしくお願い致します (2016年10月8日 19時) (
レス) id: 70dd9e7b86 (このIDを非表示/違反報告)
七星 - スッゴい面白いです！柊さんマジリスペクト！ (2016年10月8日 2時) (レス) id: af8898e5b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) - ものすごく面白いです！更新大変だと思いますが頑張って下さい！応援します。続き待ってます (2015年11月28日 20時) (レス) id: 5870aec952 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊＊ | 作成日時：2015年9月6日 13時
