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89 新たな任務 ページ41

メ「おやおや、元気そうですね。」


メフィストが傘をクルクル回しながらやって来た。


「居たのか・・・。もう元気100倍だぜ!」


メ「見た目は・・・元気そうに見えませんけど。」


そう言われ自分の服装を見る。


あちらこちらに破れた服に血の跡。


傷はすでに治っているが服がボロボロだった。


「うわ・・・ひどい格好ー。」


メ「これに着替えなさい。」


と取り出したのは正十字学園の女子制服であった。


「なんだよこれ。いつものズボンとパーカーはどうしたんだよ。」


メ「たまにはスカートも良いかと。」


にっこりと笑うメフィスト。


「おい、そのクルクルアホ毛剃り落してやろうか?」


メ「じょ、冗談ですよ。しかしズボンはありますが、パーカーが無かったのでこれを。」


取り出したのはカッターシャツに黒のカーディガン・・・とマスクもあった。



「なんでマスク?」


メ「それは後々説明を。早く着替えちゃってください。」


Aは服を受け取り、要の家へと入っていった。


メ「随分とAと仲良くなったな、アマイモン。」


ア「仲良くなんてなってません。僕は彼女が嫌いです。」


メ「そんな事を言っておきながら・・・。」


メフィストは嘲笑うかのようにアマイモンを見る。


ア「兄上。僕はお腹が空いたので帰ります。」


そう言い残すと姿を消した。


「ところでさぁー、結界張ってて分かんなかったけど・・・。」


ギィィと扉の音を鳴らしながら、すでに着替え終えたAが出てくる。


メ「おお、やはりカーディガンでもよく似合いますね。」


「世辞はいい。ってあれ?アマイモンは?」


メ「先ほど帰られました。それで?何に気が付いたのです?」


「あれ・・・何?」


とAが指差すのは大きな胞子のようなものが膨らんでいた。


そして所々に赤い火の光が点々とあった。


メ「やっと気づかれましたか・・・。あなたに新たな任務です!」


メフィストは力強く言う。


メ「あれ・・・不浄王討伐にあなたも参加していただきたい。」


「ふ、ふじょうおう?」


聞いた事ないと言わんばかりに首を傾げる。


メ「はい!ちなみに、奥村燐を含む祓魔塾生たちもあそこにいます。」


「燐たちも?あんな、いかにもくしゃみが出そうなところに?」


メ「はい。実際私もくしゃみが出て大変でした☆」


「だからマスク・・・か。ってかマスクあんな奴に意味あるの?」


メ「・・・。」


(あ、これダメなやつだな。)

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設定タグ:青の祓魔師 , アニメ , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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柊*(プロフ) - 七星さん» 読んで頂き感謝感激です!今後ともよろしくお願い致します (2016年10月8日 19時) (レス) id: 70dd9e7b86 (このIDを非表示/違反報告)
七星 - スッゴい面白いです!柊さんマジリスペクト! (2016年10月8日 2時) (レス) id: af8898e5b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(((o(*゚▽゚*)o))) - ものすごく面白いです!更新大変だと思いますが頑張って下さい!応援します。続き待ってます (2015年11月28日 20時) (レス) id: 5870aec952 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊* | 作成日時:2015年9月6日 13時

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