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86 金平糖 ページ38

日の光が窓から差し込む。


目を開けると、古びた木の天井が目に入る。


「ベットがあるさかい、勝手に使い〜。」と要さんに言われたので、遠慮無く使用。


「ん、んんっ〜。」


大きく伸びをすると、アマイモンが窓から顔を覗かせる。


ア「おはようございます。いや、こんにちはっと言った方が正しいですね。」


「え・・・もしかして、半日寝てた?」


ア「はい。」


慌てて時計を見ると、すでに13時を過ぎていた。


ア「随分お疲れのようですね。」


「別に疲れてはないけど・・・。」


おそらく傷のせいで思った以上に体力を消耗していたらしい。


ベットから起き上がると急にめまいに襲われる。


「血・・・血が足りね・・・。」


ア「吸血鬼ですか、貴方は。」


「貧血だよ・・・ってお前何食べてんの?」


よく見ると、アマイモンの頬が膨らみ、口がモゴモゴと動いていた。


ア「みたらし団子です。貴方がずっと寝ていて暇なので。」


「・・・私の分は?」


ア「・・・・食べまs」


「血吸ったろかコラァ。」


と睨みつけるが、アマイモンはガサガサと袋をあさる。


ア「と言われると思ったので・・・・。」


と持ち出したのは「金平糖」だった。


「・・・な、なんで・・・。」


ア「お疲れのようだったので。」


アマイモンなりの優しさなんだろと礼を言い受け取る。


「うん・・・甘い。」


ピンク色の金平糖をふくみながら言う。


ア「金平糖ですから。」





突然ものすごい勢いで隠し扉が開く。


要「君たち!イチャつく時間は終わりです!」


「・・・は、はい。ってイチャついてないし!」

ア「・・・。」


要「薬、できましたえ〜。ささ、研究室へ。」


と満面の笑みを見せる。


ア「僕は外で待ってます。」


Aは立ち上がり、隠し扉に手をかける。

そしてアマイモンに向かって


「金平糖、あんがとな!」


と言って要と共に扉の奥へと進んでいった。






ア「もう少し、女の子らしい言い方で言って欲しかったです。」

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設定タグ:青の祓魔師 , アニメ , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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柊*(プロフ) - 七星さん» 読んで頂き感謝感激です!今後ともよろしくお願い致します (2016年10月8日 19時) (レス) id: 70dd9e7b86 (このIDを非表示/違反報告)
七星 - スッゴい面白いです!柊さんマジリスペクト! (2016年10月8日 2時) (レス) id: af8898e5b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(((o(*゚▽゚*)o))) - ものすごく面白いです!更新大変だと思いますが頑張って下さい!応援します。続き待ってます (2015年11月28日 20時) (レス) id: 5870aec952 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊* | 作成日時:2015年9月6日 13時

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