72 迷子の子供見つかってます ページ24
志「そんでその子、どうします?成仏させはったほが・・・。」
「そーだなー。」
子供「う、うう。お母さん・・・。どこ?」
志「どうやら迷子のようですね。」
「そーだなー。」
志「僕。お母さんとはどこではぐれたん?」
子「う、うう・・・」
いつまでも泣いている子供に頭にきたAは
「・・・いつまで泣いてんだよ!」
と怒鳴ってしまった。
「う、うわぁーん!」
志「Aちゃん!」
「男なんだろ!いつまでもメソメソしてると、お母さんに会えないぞ!」
子供「・・・ヒック、お母さんに?」
「ああ、ずっと下向いてたら、お母さんなんて探せねーしな。」
志「Aちゃん・・・。」
優しく子供の頭を撫でると、流していた涙を拭き、前を見る。
子供「僕!お母さん見つける!」
「よっしゃー!そのいきだ。がんばれよ。」
志「えっ?一緒に探さないんですか?」
「えっ?」
志「えっ?」
神&しえみペア
し「それでいつの間にかお子さんとはぐれてしまったと。」
女「ええ。そうなんです。きっと今も泣いているわ。」
し「大丈夫です!私たちも協力しますよ!」
女「あ、ありがとうございます!」
神「何?この状況。」
突如として現れた幽霊は、二人に子供を探して欲しいと頼んできた。
一緒に歩いていたところ、いつの間にか子供がいなくなっていたという。
女「うちの子はどこに・・・うう。」
し「心配しないでください!きっと見つかりますよ。」
神「とりあえず、肝試しは一時中止。みんなに連絡してみるわ。」
神木が携帯を取り出し、Aに電話をかける。
「もっしー?珍しいじゃん、そっちから電話なんて。」
神「母親と迷子になった幽霊がいるらしいの。一緒に探してあげて。」
「えー。そんな事しなくても大丈夫だよ。」
神「どういう事?早く成仏させないと」
「だーかーらー。そんな事しなくても、もう見つかってるよ。」
神「えっ?」
「迷子の子供。」
神「えっ?」
「見つかってます。」
神「・・・さすが上一級祓魔術ね。」
「ふっふーん。それほどでも〜。」
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柊*(プロフ) - 七星さん» 読んで頂き感謝感激です!今後ともよろしくお願い致します (2016年10月8日 19時) (レス) id: 70dd9e7b86 (このIDを非表示/違反報告)
七星 - スッゴい面白いです!柊さんマジリスペクト! (2016年10月8日 2時) (レス) id: af8898e5b2 (このIDを非表示/違反報告)
アンナ(((o(*゚▽゚*)o))) - ものすごく面白いです!更新大変だと思いますが頑張って下さい!応援します。続き待ってます (2015年11月28日 20時) (レス) id: 5870aec952 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊* | 作成日時:2015年9月6日 13時