カラ松の彼女！？番外編

子供に…？ ページ7

『おにいちゃ…？』


なぁ、本当に俺はどうしたらいいんだ？
俺は片手で顔を隠し空を仰いだ。これが尊いという感情か。


大事で大事で、世界で一番大好きな彼女と思われる小さな女の子は口に袖をあて、首をかしげている。うむかわいい。とりあえずA(仮)としよう。

本題に戻るが、これは一体なんの拷問だ？(いい意味で)あと理性がやばいんだが(悪い意味で)
さすがに幼女を組み敷くわけにもいかない。それはもうただの犯罪者だ。


「どうしてこんなことになったんだ…ハニー……？」

『は、にー？』


舌ったらずなそのお口でおうむ返しに答えるAの頭を撫でながら少し前の記憶を探った。




「おっAちゃんじゃん、相変わらずバカップルだねぇ」


にやけながら俺たちをからかうおそ松。ちなみに俺がAを後ろから抱きしめて座っているという俺にとって非常に危ない状況だ。

もちろん、俺のムスコの話だ。

いつからかここが定位置となっていて、何故か安心するらしい。それはいいんだがいつムスコがバレてしまうか心配でならない。おそ松はそれを分かっているから尚タチが悪い。


『う…』

「あまりからかわないでくれ、おそ松。はぁ…A、飲みもの持ってくるな？」

「へーへー。あれ、俺のは？」

「お前には無い。あとAに変なことするなよ」

「はぁ！？信用無さすぎ！」


一応注意しておくと案の定怒ったおそ松に、どの口が言うんだ？と返して台所へ向かった。
やっぱり、俺はこのときやつを鎖にでも繋いでおくべきだったのだろうな。

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