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いつの間にか話し込んでいて、もうすっかり授業終わりかけの学校を自分の教室目指して歩く。

廊下を歩いている時に生徒に会わなかったのは不幸中の幸いである。初日から授業サボるって私度胸あるんじゃないか。


教室に着く直前にチャイムが鳴り教室から先生が出てきた。

確か美都玲奈、だったはずだ。

…ものすごく美人。そしてその時、美都先生とバッチリ目があった。


「…貴女、今日2年5組に来るはずだった転校生よね?今まで何していたの?」

「……学園長に呼びだされて、朝からずっと学園長室に。」

「…学園長には後から話をしておくわね…。…今から貴女のことをクラスの皆に紹介するわ。…それとウォータイムのこと、もう知ってるわよね。」

「はい。」

「なら、小隊長の命令に従ってウォータイムに出撃しなさい。説明はあなたにはいらないだろうから。」

「わかりました。」

「それじゃあ、とりあえず教室に入って。」


とてつもなく長くに思えた固い空気を乗り切り、美都先生って案外怖いかもなどと思いながら教室に入った。


「皆、悪いけどもう一度席について。」


少し騒がしかった教室が静まり返る。


「遅くなりましたがもう一人の転入生を紹介します。甘凪リュナよ。…あなたの席はあそこでいいかしら。」


そう言って美都先生が示したのは一番端っこの窓側の席だった。

緑色の髪の男子の後ろだ。


「はい。構いません。」

「そう。後、あなたは第一小隊の所属となるわ。」


軽く頷いてから私は自分の席まで行った。
クラス全体から視線を感じる。…ライバル意識されている、そんな感じの視線だ。


「瀬名アラタ、星原ヒカルあなた達は私についてきて。」


そう言って美都先生はアラタたちを連れて再び教室から出て行った。

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FenGkaz710(プロフ) - 更新待ってます! (2020年6月9日 18時) (レス) id: 760679ded1 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音羅美(プロフ) - 更新頑張ってください! 応援してます! (2019年1月23日 23時) (レス) id: d15564b850 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - フェアリーの会話が独特で良い、サイコスキャディグモード?がいいし主人公の苦しい過去も読みたいです (2018年8月16日 19時) (レス) id: 1190295a12 (このIDを非表示/違反報告)
自宅警備員 - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2017年9月15日 21時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)
藍色水晶 - 元藍玉です。作者名変えました。藍玉さんいつの間にか増えてたので藍色水晶で今度から行こうと思います。 (2017年6月1日 20時) (レス) id: 37f8d8a89e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍色水晶 | 作者ホームページ: なし  
作成日時:2014年9月7日 21時

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