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「おぉおおーー!これが神の門と言われる神威大門統合学園!最高のLBXプレイヤーが集う学校かぁ!」


また、アラタが最初に歓声を上げた。
無言でそれを見る私とヒカル。
…ヒカルのほうも何も思っていない訳では無いのだろうが。


「…入学条件は、LBX公式大会での3回以上の優勝。」


ぽつりと言うと、ヒカルもそれにつけ加える。


「瀬名アラタ…。1ヶ月前に3度目の優勝。勝ち方は相手のミスによるラッキーな勝利。」


アラタは、ギクッとした感じで「えっ…。」と固まる。
…ラッキーの所を強調して読む辺り皮肉らしさが強い。


「公式大会のデータは全てここに入ってる。」


便利な端末。私のも入ってるんだろうな…。


「ラッキーな勝利…、運が良いんだね。」


運も実力の内、と言う位だから褒め言葉としてもギリギリ受け取れるかと思ったのだが、アラタはそれで少しカチン、ときたらしくぶっきらぼうな感じでこちらに振ってきた。


「そうですか…。だったらお宅らは?」


私より先にヒカルが応じる。


「優勝は7回。条件は去年から満たしていた。」


そして、横目でアラタを見ながら続ける。


「入学を遅らせたのはアルテミスに出場するため。」

「アルテミス、ねぇ………あ!思い出した!星原ヒカル!前回のアルテミス優勝プレイヤー!」

「やっと思い出したんだ。」

「リュナ!知ってたのか!」

「当たり前でしょう。」

「「君は予選落ち。」」


ヒカルと自然に声が揃った。
アラタは不味そうに顔をしかめる。


「うっ…。そうだけど…ってはもること無いじゃん!リュナは?」

「優勝は確か18回。私は随分前から入学条件を満たしていた。」

「その18回の優勝の内、君はアルテミスで3回も優勝しているようだな。」

「優勝18回…すげぇプレイヤーだな…ってあああっ、こっちも思い出した!」


ばっ、と指を指された。やめて行儀悪い。


「蒼い流星、甘凪リュナ!そのLBXのスピードと操作テクニックに勝るものはいないって言う、あの!」

「……指を指さないで。それに私はすごいプレイヤーなんかじゃない。」

「世界大会アルテミスで3回も優勝する人が、か?」


予想外なことにヒカルが食い付いてきて、皮肉っぽくそう言われた。

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FenGkaz710(プロフ) - 更新待ってます! (2020年6月9日 18時) (レス) id: 760679ded1 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音羅美(プロフ) - 更新頑張ってください! 応援してます! (2019年1月23日 23時) (レス) id: d15564b850 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - フェアリーの会話が独特で良い、サイコスキャディグモード?がいいし主人公の苦しい過去も読みたいです (2018年8月16日 19時) (レス) id: 1190295a12 (このIDを非表示/違反報告)
自宅警備員 - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2017年9月15日 21時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)
藍色水晶 - 元藍玉です。作者名変えました。藍玉さんいつの間にか増えてたので藍色水晶で今度から行こうと思います。 (2017年6月1日 20時) (レス) id: 37f8d8a89e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍色水晶 | 作者ホームページ: なし  
作成日時:2014年9月7日 21時

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