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「手、止まってるけど。」
声をかけるとはっとした様子で私をしっかり見つめる2人。
…なんで？
「なに。」
「…何を抱えてるかは知らないが、これからは俺たちをしっかり頼れ。」
「1人で悩むよりか良いだろうしな。」
「…親切、なんだね…。……ありがとう、次があったらそうさせてもらう。」
静かに告げると、私はトレーを持って立ち上がった。
元より2人に比べてそこまで量を注いでいなかったが故に、朝食を先に食べ終わったからである。
登校の準備をすべく、私はその場を去った。
・
今日は朝会があるらしく、全校生徒が体育館に集まっていた。
様々な色が集まっており目が痛い。
そして朝見た夢のせいで眠りが浅かったのか…眠い。
学園長の話が頭に入ってこない。元よりそう聞く気が無いからなんてことはない。決して。
でもウォータイムの時間が増える、なんていう話は聞こえた。
後は、相変わらず目に優しく無い学園長がひたすら視界に映る。
…うぅん、眠い。
・
朝会が終わって、授業が始まってもこれまた眠い。
どうしよう…今寝たら猿田教官の授業だから怒られる。
私の前の前の席の人物……、つまりアラタは、ヒカルになにか話しかけている。
…怒られるでしょうに。
「おい、そこ！何、くっちゃべってる！！」
そして続けてロストについてアラタに怒鳴りつける。
話は右から左に抜けていくためよくよく聞いていなかったが、アラタが怯んでいるのだけは見えた。
完全破壊されたら、退学。
そのことに、アラタは怯えた声を出した。
「完全破壊されたら、退学……。」
呆然と呟く。まぁ自機が壊れれば退学、なんて聞かされたらびっくりするよね。
無論、私は知っていたので怯えることも驚くことも無い。
その時、ふと視界に入ったハルキが険しい表情で俯いているのが見えた。
(やっぱり、何かあったんだ。)
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FenGkaz710(プロフ) - 更新待ってます！ (2020年6月9日 18時) (
レス) id: 760679ded1 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音羅美(プロフ) - 更新頑張ってください！ 応援してます！ (2019年1月23日 23時) (レス) id: d15564b850 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - フェアリーの会話が独特で良い、サイコスキャディグモード?がいいし主人公の苦しい過去も読みたいです (2018年8月16日 19時) (レス) id: 1190295a12 (このIDを非表示/違反報告)
自宅警備員 - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2017年9月15日 21時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)
藍色水晶 - 元藍玉です。作者名変えました。藍玉さんいつの間にか増えてたので藍色水晶で今度から行こうと思います。 (2017年6月1日 20時) (レス) id: 37f8d8a89e (このIDを非表示/違反報告)
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