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「あっ!」


突然、ユノが声をあげて走り出した。


「そしてこれが神威島名物、純喫茶スワローのチョコレートパフェ!」

「チョコレート…パフェ…。」

「これ、最高に美味しいんだ!あ、お小遣いが…今月はダメか〜」


本当に残念そうにガックリうなだれるユノを見てリュナは、少し不思議そうな顔をした。

お小遣いのことではなく、パフェのことだ。


「リュナ、どうしたの?………もしかして、パフェ、食べた事無いとか。」

「…多分。」

「えぇえっ!?嘘!?」

「……あまり、そういうのがわからないの。1人じゃ外にも出ないから世間には少し疎くて。」


これに、アラタも驚いた顔を見せていた。
引きこもり、とか言われたら少しショックである。本当によく知らないのだ、外を。


「ね、じゃあ今度一緒に食べに来ようよ!」

「…わかった。」


話しながら、ユノと一緒にスワローでパフェを食べることを約束した頃に寮についた。


「ここが、私達が暮らしているダック荘!私達以外にも、ポルトンとハーネスに所属している生徒も暮らしているの。」


そして寮のドアを開けるとユノが叫んだ。…何事。


「寮長殿!新人3名連行致しました!」

「おお!」


奥から寮長と思わしきお婆さんが出てきた。それより連行って…他に表現無いの…。


「それじゃ、トメさん後お願いしまーす。」

「ユノ、ちょっと待ちな。」

「え?は〜い。」


返事をしたユノに何か渡す寮長さん。


「あたしは、この男子2人を案内するからユノがこの子を部屋へ案内しとくれ。」


トメさんとやらはユノにそう言った。渡したものは鍵か。


「は〜い。リュナ、行こ!」


私は、頷きユノに続き女子寮に入った。


やがて、ユノに案内され部屋についた。本来ならば、二人で使用するらしいが私は一人で使うようだった。

「困ったことがあったら、何でも相談してね!私は隣の部屋だから!あ、夕食の時は私が呼びに来るから。」


そう言ってユノは私に鍵を渡すと、隣の部屋に入って行った。

一人で使うには広すぎる部屋だな…とは思ったが、そのほうが気楽なのかなとも感じる。

とりあえず部屋に入り、カバンを置いて2つある勉強机の片方に座った。


「…早くみんなと仲良くなれるといいけど。」

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FenGkaz710(プロフ) - 更新待ってます! (2020年6月9日 18時) (レス) id: 760679ded1 (このIDを非表示/違反報告)
鏡音羅美(プロフ) - 更新頑張ってください! 応援してます! (2019年1月23日 23時) (レス) id: d15564b850 (このIDを非表示/違反報告)
ベル - フェアリーの会話が独特で良い、サイコスキャディグモード?がいいし主人公の苦しい過去も読みたいです (2018年8月16日 19時) (レス) id: 1190295a12 (このIDを非表示/違反報告)
自宅警備員 - 続きが気になります。更新頑張ってください。 (2017年9月15日 21時) (レス) id: 124b1853e4 (このIDを非表示/違反報告)
藍色水晶 - 元藍玉です。作者名変えました。藍玉さんいつの間にか増えてたので藍色水晶で今度から行こうと思います。 (2017年6月1日 20時) (レス) id: 37f8d8a89e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:藍色水晶 | 作者ホームページ: なし  
作成日時:2014年9月7日 21時

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