【ダンボール戦機ウォーズ】蒼い少女の願い (ページ13)

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第2話恐怖のウォータイムページ13

「どうして命令に従わないんだ！隊長である俺に背く事は絶対に許さんと言ったはずだ！！」

ウォータイム後、隊長のハルキの命令に従わなかったアラタとヒカルがお説教を受けている。

「そんなに怒らなくても…。」

「遊びじゃないんだ！これは！！」

「で、でもさ…。」

「規律を乱すことは許されない！」

「………。」

これは戦争、遊びじゃない。命の重さを知っているからこその怒りなんだろう、と思った。

やっぱり、私たちが来る前に隊員を亡くしたりしたのだろう。
勿論生きてはいるが、この学校からは退学…もう二度と同じ戦場を駆けることが出来ない仲間が、彼にはいるのだろう。

黙って何も言わないヒカルも、言い訳するアラタも、命の重さがわかってない。

説教を見かねたのか、間にユノが割って入った。

「はいはーい！もう、お説教はやめなよ、リュナが疲れた顔してるよ～？」

「してない。」

「…冗談だって…。」

即答すると苦笑い気味に返される。冗談わかってなくて悪かったね。

「ほら、ハルキは戦闘報告書の提出があるでしょ？それに、この3人を寮に案内しないとね。」

「っ……。」

機嫌悪いなぁ、ハルキ。あとで二人に謝らせにでも行くかな。

……やっぱり無理だ。頑固そうなあの2人を連れて行ける気がしない。
ごめんねハルキ。

お説教から解放された2人は、次はユノに自己紹介されていた。