解説 ページ9
こんにちは。
いきなりではありますが、この物語の解説をさせていただきます。
《月曜日、水色の幻影》
黒子sideです。
この時の彼の役目は、「お墓のことを伝える」ことでした。
『帝光中学校の近くには、小さな小さなお墓がある。
そこに眠っているのは、ボク達の大切なお姫様《プリンセス》。
一週間に一度、交替で墓参りに来るほど、ボク達は彼女に飢えている。』
この部分から、それがわかったと思います。
《火曜日、黄色の忠犬》
黄瀬sideです。
この時の彼の役目は、「彼女が死んだことを伝える」ことでした。
『キミが宙を舞った瞬間を見た。
真っ赤な紅花を咲かせながら、落下していった。』
真っ赤な紅花=血だと思っていただいて結構です。
《水曜日、青色の天才》
青峰sideです。
この時の彼の役目は、「彼女がこの世から消えることを伝える」ことでした。
『その時、なにかを感じた。
大切なものが消えていく気配を。
オレらの愛しい彼女が、この世から去っていく気配を。』
ほとんど、黄瀬と同じ意味です。
《木曜日、緑色の秀才》
緑間sideです。
この時の彼の役目は、「彼女が消えた時期を伝える」ことでした。
『一ヶ月前、オレ達の関係は唐突に幕を下げた。
彼女の方が、一方的に来なくなっただけ。』
一ヶ月前、ですね。
そしてちょっと裏話として。
本当は緑色の信者にしようとしてましたすみません。
《金曜日、紫色の妖精》
紫原sideです。
この時の彼の役目は、「現実を伝える」ことでした。
『そんな彼女が、突然死んだ。
みんな、現実を受け止められなくてうろうろしてるんだよ。
オレはみんなと違ってちゃんとしてるから、現実だって何だって見てるよ。
アンタが宙に舞ったところとか、アンタの血が流れるところとか。』
他の人達は『紅花』や『消えた』という表現がしてありましたが、この話では『血』や『死んだ』とリアルにぶちこんでいるところが意外だったかもしれませんね。
《土曜日、赤色の帝王》
赤司sideです。
この時の彼の役目は、「人間関係を伝える」ことでした。
『オレは、お前がいないとダメらしい。
ほんとはもっと前からわかっていたんだよ。
失って気づくものがあるとは言うけれど、それじゃ遅すぎやしないか。
失う前に気づいて、その想いを伝えたいと思うのはオレだけか。』
赤司と付き合っていた、というわけではないですが、キセキの仲で一番仲の良かった人が赤司だったみたいですね。
next_×.゚。
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花子くん - 今まで見てきた中で、一番美しい作品です。 涙が止まりませんでした。 (2019年5月3日 16時) (レス) id: b5e6e0e7af (このIDを非表示/違反報告)
ルビィ - 素晴らしい作品 (2018年2月14日 21時) (レス) id: 09d66fefab (このIDを非表示/違反報告)
Sirayuki(プロフ) - 涙が止まりません・・・。本当に主人公は、愛されていたんですね・・・。最高でした。こんな素晴らしい作品を読ませていただき、ありがとうございました! (2017年8月3日 22時) (レス) id: 7698c3e9ee (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 涙が止まりませんでした。解説を読んでもさらに涙があるれる……最高でした。 (2017年6月27日 0時) (レス) id: 50257622e7 (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - あかりさん» 一番の褒め言葉です。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。 (2017年3月27日 8時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずあいす | 作成日時:2016年1月24日 15時