私のお墓の前で泣かないでください

日曜日、桃色の天使 ページ7

初めてできた女の子のお友達。
いつしか私達は、親友になった。

それでも、一時はテツ君のために喧嘩して、それでも和解して。
本当に、最高の子だった。


男だけでなく女まで魅了するその純粋さは、私の目にはまるで女神様のように映っていた。


時には彼女と一番近いのは私だと自慢し、
それだけで満たされて、
偽りの笑顔を向けていたのかもしれない。

その証拠に、他の人の目だけは冷たくなった。
それでも尚、彼女の目は暖かくて、その温もりに埋もれたかった。


『どんなことがあっても、私達は友達だから』

『さつきちゃんをいじめる人は、私が許さないよ！』


その優しさに依存した。
その広い心に依存した。
空よりも高く、海よりも深く。
全てに、包み込まれるような気がした。

いつしか、テツ君よりも、青峰君よりも大好きになっていて、今でもあなたの死が受け入れられないよ。
こうしてお墓の前に立っているのもやっとのこと。

何度戻ってきてよと叫んでも、あなたはもう土の中。聞こえるはずないのにね。
やっぱり最期まで、一緒にいたかった。


『大好き、さつきちゃん！』

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