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家にいるだいたいの人は今リビングに居るから、部屋に篭っているのは3人だけかな。
階段を上がって、皆の個室があるフロアへと向かった。そして木製のフローリングが続く廊下のとあるドアの前で立ち止まる。
中にいるのは近々出す歌みたのラップを考案中であろうnqrse君だ。
声を掛けることに躊躇ってしまうのには訳がある。彼は、私のことを良く思っていないようで顔を合わせる度に嫌悪の視線を向けてくるのだ。
でも、夕飯が冷めないうちに早く声掛けないと……
コンコン、と控えめにノックしたドアに話し掛ける。
『nqrse君、夕飯出来たよ。一息着いたら降りてきてね。』
nqrse「……わかった。」
ひとまず帰ってきた返事に安堵の息を吐いて、隣の部屋の前へ移動した。
胃にキリキリとした痛みを感じながらも先程と同様に控えめにドアをノックする。
『うらたさん、ご飯出来ました。区切りが着いたら……』
うら「あ、悪ぃけど部屋に持ってきてくんない?ちょっと時間なくてさ。」
『そうですか……分かりました!』
うらたさんは滅多に食事の時間を削ってまで作業や企画の考案をすることは無い。
だから珍しいな、と思った。
……この僅か溝でさえ自分への拒否だと思ってしまう私は重症なのだろう。
承認要求を満たしてくれる相手を探し回ってる。自分のことながら、本当に憐れに思うよ。
病みまくっている自分が嫌い。
でも、優しい言葉を掛けてくる偽善者もエゴも大嫌い。
『……次、は……』
更に痛みが増してきた腹部、へそ上の辺りを押すようにして慰める。
私はストレス性の過敏胃腸炎なのだけど、全然治る気配がない。
ほんと、私病んでるなぁ……
そう思いながら最後のドアを軽くノックした。
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すだち - 凄く好きです!! (2019年4月17日 22時) (レス) id: 396e5bf3b0 (このIDを非表示/違反報告)
liar(プロフ) - 二度めのコメント失礼します。「そのために一緒に繰らしてるんでしょ」というページ43の文ですが、暮らすではないでしょうか。何度もすみません。面白い作品なので。コメント失礼しました。 (2019年3月29日 19時) (レス) id: 1ccf5e95e0 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 髪の毛ぐしゃぐしゃにするさかたん可愛い。「嫌いじゃないよ」って言われたとたん笑顔になってご飯食べるさかたんも可愛い。結論:どっちの作者も神 (2019年3月26日 8時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
starlily☆(プロフ) - liarさん» liarさん、教えて頂きありがとうございます。すぐに直してきました。 (2019年3月24日 16時) (レス) id: f931f235d1 (このIDを非表示/違反報告)
liar(プロフ) - コメント失礼します。とても面白く読ませていただいていますが、ページ41の「福用していることを」の文ですが、「福用」ではなく「服用」ではないでしょうか。 (2019年3月24日 16時) (レス) id: 1ccf5e95e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュリンク&starlily x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2018年11月22日 17時