味噌汁は凶器と化す。 ページ7
結局晩飯は秋刀魚だった。
メニュー替えてんじゃねぇ糞がと思ったがそんなこと口に出したらオカンに味噌汁ぶっかけられる予感しかしなかったから黙った。
おい、聞こえてるぞ5男。「味噌汁でびしょびしょのAも可愛いだろうなぁ」とか呟いてんじゃねぇ。
…んんん?
いや、おい待て冗談だよないやっちょその手に持ったお椀を置けこっち来んなちょっとm
『あッっつァァァァアアア!!!!!
馬鹿なの!?馬鹿なの!!?
おいこら聞いてんのか5男!!!!あ"!?』
無機質な目をした十四松兄さんに味噌汁をぶっかけられた。
何なの思い立ったら即行動なのふざけんな。
「……………あ、ごめんねA!!
ぼーっとしてた!!」
『ぼーっとしてたら本能の赴くままなの!?
恐いよ兄さん!!!』
駄目だ。ぼーっとしてたら危険な人物ぶっちぎりでNo.1だ。
「だ 大丈夫かsister?」
『大丈夫っすよカラ松兄さん…いや秋刀魚食べながら心配されても…その……何かね…』
「火傷してない!?コラ十四松!!お前何やってんだ!!」
『チョロ松兄さん、大丈夫だから落ち着いて
怒鳴り過ぎて米粒まき散らさないで』
「……十四松…お前何やってんだよ……!!!」
『一松兄さん……!』
「何で僕にかけないんだよ!!!!」
『だと思った!』
「…透けてんねー(笑)」
『ハッハハー、バルス(目潰し)』
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!!!」
「大丈夫?はいコレ」
『トド松兄さん、嬉しかったけど何で布巾なの?
私はまな板ってか?死ね!!!!』
「いや手元にあったからってフべらっ」
ギャーギャー騒ぎ出した六つ子共に1人ずつ突っ込んでいく。
成人だろお前ら!ガキか!!!
一方で、「ごめんね、ごめんね!」とあわあわしてる十四松兄さん。
うん、普段は天使。
「ほら、こっち!」
…私の手を引っ張り2階に行こうとする兄さん。
『…え?何……何で?』
すると、振り返った十四松兄さんはまるで当然のことを言うように首を傾けた。
「何って…着替えないとでしょ?
責任を取って手伝うから……ね!」
普段の笑みとは違う、妖しい微笑みで。
…………………………イケボで。
傍から見たらカバディポーズの5男と長女。→←完全にサイコ化した十四松兄さんについて。
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十四松girl☆ - 十四松怖いよぉ〜…。十四松girlの私が死んじゃう。 (2016年8月10日 17時) (レス) id: bfa6e634d3 (このIDを非表示/違反報告)
松 - 消さないで!やめないで!ゆっくりでもいいから・・・ (2016年7月28日 15時) (レス) id: fa32d98943 (このIDを非表示/違反報告)
ノイズ(プロフ) - にょきさん» いえいえ!こちらこそありがとうございます。分かりました。にょきさんですね!では、早速教えて頂いても宜しいでしょうか…?? (2016年7月21日 19時) (レス) id: 22d3fd8de7 (このIDを非表示/違反報告)
にょき(プロフ) - ノイズさん» ありがたいです、是非…あ、すみません紅牡丹改めにょきと申します。必要に応じてパスワードをお教えさせていただきます。 (2016年7月20日 1時) (レス) id: 0a1bf4625e (このIDを非表示/違反報告)
ノイズ(プロフ) - あのっ!私、どちらかというとシリアスな作品ばっかでギャグとかは作った事ないのですが…受けついでも宜しいでしょうか……っ!!! (2016年7月10日 21時) (レス) id: 22d3fd8de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅牡丹 | 作成日時:2016年3月21日 6時