キャンディは常備しておけ。 ページ13
「あ、カラ松兄さん!
そこは左じゃなくて右だよ!!」
「っうぉお、危なかったぜ…有難うな十四松」
『うん、敢えて聞くけど何で知ってんの十四松兄さん』
現在、カラ松兄さんの運転する車に揺られ
十四松兄さんの隣に座り学校へ送って貰ってる。なう。
うん、本来私がナビするよね?
全部十四松兄さんが道案内してんだけど。
「えー?
じゃあ敢えて言うけど僕がAのコト…知らないと思った?」
『ですよねー助けて兄さん』
「待ってくれ運転中だ」
『いや割と本格的に助けて
ちょっ十四松兄さん!?私膝枕とかしないからね!?
だからこっち倒れてくんな!!
…「駄目ー?」ってそんな純粋な目をしても駄目だから!?待っうわあああああああ【悶絶】』
太股を触りながらもたれてきた十四松兄さんの手をつねり、何とかこの狂人に抵抗する。
すると、振り返ったカラ松兄さんが「ほら、十四松コレ」と言い棒付きキャンディを放り投げた。
すると、途端に黙りガリガリとキャンディを食べる十四松兄さん。
アッ今なら天使降臨してる。
最早こっちの方がレアになってきた天使度が。
え、なして?私も欲しい。
と思ってたら私のもちゃんとくれた。
因みにソーダ味。
何だカラ松兄さんは只のスパダリか。
私の中で「十四松兄さん=超警戒対象」という公式以外に「カラ松兄さん=盾」が増えそうだ。
「おっ!学校あれじゃないか?見えてきたぞ!!」
カラ松兄さんに言われて前を見てみると、愛し(恨)の我が学び舎。
「カラ松兄さん……と十四松兄さんありがと!!
行ってきます!!!」
近くに停めてくれたのでそこから猛スピードで降りて校舎へ駆ける。
後ろから「いってらっしゃーーーい!!!」という声と「気をつけてなー」と聞こえてきた。
ちょっと恥ずい。
…ん?十四松兄さんに感謝する所あったか?
まぁいい。←
私は上履きの踵を踏みながら急いで教室を目指した。
常に監視してる系兄さん。→←取り敢えずカラ松兄さん優しすぎか。
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十四松girl☆ - 十四松怖いよぉ〜…。十四松girlの私が死んじゃう。 (2016年8月10日 17時) (レス) id: bfa6e634d3 (このIDを非表示/違反報告)
松 - 消さないで!やめないで!ゆっくりでもいいから・・・ (2016年7月28日 15時) (レス) id: fa32d98943 (このIDを非表示/違反報告)
ノイズ(プロフ) - にょきさん» いえいえ!こちらこそありがとうございます。分かりました。にょきさんですね!では、早速教えて頂いても宜しいでしょうか…?? (2016年7月21日 19時) (レス) id: 22d3fd8de7 (このIDを非表示/違反報告)
にょき(プロフ) - ノイズさん» ありがたいです、是非…あ、すみません紅牡丹改めにょきと申します。必要に応じてパスワードをお教えさせていただきます。 (2016年7月20日 1時) (レス) id: 0a1bf4625e (このIDを非表示/違反報告)
ノイズ(プロフ) - あのっ!私、どちらかというとシリアスな作品ばっかでギャグとかは作った事ないのですが…受けついでも宜しいでしょうか……っ!!! (2016年7月10日 21時) (レス) id: 22d3fd8de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅牡丹 | 作成日時:2016年3月21日 6時