150話 追尾能力開花!? ページ4
翌日
木ノ葉隠れの里にて
暗号班の解読により
風影の危機を知った火影は、差し出していた任務表を下げて息を吸う。
緊急要請。そして、狙われたのは里を治める風影。
適当な忍びを出すわけにはいかない
「…これよりカカシ班に改めて任務を言い渡す」
その言葉を聞き、先程までの拗ねた顔付きから
カカシ班の一員であるナルトの表情がかわる。
気を引き締めた、忍びの顔に…。
「直ちに砂隠れの里に行き状況を把握し木ノ葉へ伝達…その後、砂隠れの命に従い彼らを支援しろ」
そして、ひとつの希望が
絶望と絡み合った。
☆
ヒュー…っと風が吹き、砂が宙を舞う。
そんな砂漠の中で、感じる人の気配。
手で風を防ぎながら進めば
倒れふす人影が見えた。
「…っ、カンクロウ!」
叫んでも反応は返ってこない。
慌てて駆け寄り、彼の心臓に耳を近づける。
…ドッド……ドッ
「…鼓動が弱まっている。毒が回ってやがるな」
手にチャクラを集中させる。
今、成すべきは解毒。しかし…
ゴォォー…ッ
「っ、さすがにここじゃ無理か」
猛烈な砂風によって、視界が遮られる事も暫し。
手っ取り早く治すためには直接、流れる血液からの解毒がベスト。執刀な為、ミスは出来ない。
「…いたぞ!」
そんな時、砂の追跡部隊が到着。
あり?俺もしかして追跡上手いんじゃね←
合流した部隊と共に
カンクロウを連れて砂隠れに帰ることにした。
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作者名:ヨウ★(・^・) | 作成日時:2018年1月21日 14時