第262話 ページ39
InK「塗っとこうよ! A! はーい! 僕やりたい!」
Aは暫くInKと目を合わせると、CROSSの方へと向く。
「クロス、頼んでもいいか?」
CROSS「くっ…良いが…」
COREが真っ黒な目の中に手を入れると、中を漁りチューブ型の痛み止めの塗り薬を取り出しCROSSへと渡す。
「ツボ、浅いというか…変な所がツボにハマるんだな…」
CROSS「お前が面白いだけだ」
「俺が…?」
CROSS「ついさっきの対応、忘れたとは言わせない」
笑いながらチューブのキャップを開けようとしたCROSSの肩に手を置き、上下に揺らし始めるInK。
InK「僕だって出来るんだよー!」
CROSS「やめろ!」
「インク。試しに右腕に塗ってみてくれないか?」
InK「塗るー!!」
と喜びながらInKはCROSSから痛み止めのチューブを奪い取る。
CROSS「…本当に、調子がいいヤツだな…」
InK「塗るよ〜!」
「任せたな…あんまり握りしめると」
InKはチューブのキャップを取ると、中を出す為に握り締め、溢れ出た。
X/Chara・A「『あ〜』」
その光景を見つめていたCROSSは、X/CharaとAを交互に見つめる。
CROSS(そうか。エックスキャラの声が聞こえるのは俺だけだった…見事に重なると困惑する…)
そう、頭を抱えたCROSSを見るX/CharaとDREAM。
CROSS「うおっ…、聞こえてたのか…」
DREAM「何だが、クロスの驚き方。Aっぽいね?」
CROSS「…heh…影響されたのかもしれない」
目の前で、チューブの中の薬を出し切る勢いで握り締め、Aの腕に薬を塗ろうとしているInK。
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ユーキ(プロフ) - ぬこさん» コメント、ありがとうございます! 読んでいただき、ありがとうございます! 励みになります! (2023年2月11日 10時) (レス) id: 8f1e927a9c (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 最近やっと追い付きました!こっそり応援してます!! (2023年2月11日 3時) (レス) @page32 id: c2e210ac96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年1月26日 21時