第250話 ページ26
HORROR/Flowey「本当だよ…って、そんな顔するなよ…アリザが怖がるだろ」
「あ、ああ悪い…その…怒り、と言えば怒りか。この世界ではこれが常識なの、か…?」
Alizaと呼ばれた少女に今の顔を見せまいと背を向けるAは、続ける。
「俺の世界で俺が殺されるのは
HORROR/Flowey「だから?」
「俺は俺が死ぬなら大丈夫だと思ってる節がある、でも、他の誰かに傷ついてほしくないってのがある」
Aliza「あ、貴方も…」
Alizaという少女は弱々しく口を開きながら、Aの服の袖を引っ張った。
Aliza「貴方も、傷ついちゃ、駄目…です…」
「…か、可愛い…あ、嫌でも、細すぎるな。もう少し肉をつけような」
Aliza「あ、あの…その…」
HORROR/Flowey「怖がってるだろ」
AはAlizaという少女に改めて手を差し出す。
「怖がらせて悪いな。ありざ、だっけっな…?」
Aliza「アリザ、です」
「…ホラーの事が怖いかもしれないが、俺はそのホラーを探してるんだ。良かったら居そうな場所付近に案内してもらえると助かる」
Alizaは、ゆっくりと服の袖から手を離しAの手を握る。
HORROR/Flowey「…僕はお前を信じない」
「ああ、良い。それでな」
Aliza「…こっち」
と、AlizaがAの手を引いた途端、Alizaに巻き付いていた花は地面へと引っ込んで何処かへと行く。
「お友達の名前を聞くのを忘れてたな」
Aliza「フラウィって言うの」
「フラウィか、覚えておくな」
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ユーキ(プロフ) - ぬこさん» コメント、ありがとうございます! 読んでいただき、ありがとうございます! 励みになります! (2023年2月11日 10時) (レス) id: 8f1e927a9c (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 最近やっと追い付きました!こっそり応援してます!! (2023年2月11日 3時) (レス) @page32 id: c2e210ac96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年1月26日 21時