第241話 ページ17
何と言ったのか、Aには分からなかった。
だが。
(守らないといけないな…)
ただ、1つ。
そう思い、手の中にある銃を握り締め、尖った骨を回避する為、跳び上がると壁を蹴り、骨がない場所へと着地し再びKILLERの元へと走り出す。
KILLER「お前…只のニンゲンじゃねぇだろ?!!」
走ってくるAを睨みつけるとKILLERはナイフを改めてAへと振り翳すも銃で受け止められ、火花が散る。
静かにAはナイフを弾き返すと、KILLERの頭へと銃口を向けた。
KILLER「ッ…?!」
「間合いだ」
と、引き金を引く。
一発の発砲音がコアに響き渡る。
銃口から目を離せずにいたKILLERは、棒立ちのまま、Aを見つめるとAはKILLERの様子を伺った後に銃を投げ捨て、背を向け伸びをすると。
「よし、俺の勝ちな! お前もこれで発散できただろ?」
苛立ちに心身の全てを任せていたKILLERはそこで我に返ったのか、叫ぶ。
KILLER「お前、勝ち逃げする気か!!!!?」
「は…はははっ、そういうな? しない。クロスやホラー、俺のフリスクにだってしてないんだからな」
思わぬ言葉にAは笑いながら、そう答えた。
KILLER「そうかぁ? ニンゲンはすぐに嘘を吐くと言ってたぜ?」
「こんな嘘、吐いて何に…ああ、吐いたらお前のご機嫌取りにはなるな?」
顎に手を置いて、KILLERを見るA。
KILLER「自分で言うのかよ、お前」
そんな会話をしていると、Aの背後にNIGHTMAREが現れ、KILLERとAを見る。
KILLER「ボス、コイツ嘘吐かねぇんだってよ!」
「殴ろうとするなよ。勝ち逃げするぞ」
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ユーキ(プロフ) - ぬこさん» コメント、ありがとうございます! 読んでいただき、ありがとうございます! 励みになります! (2023年2月11日 10時) (レス) id: 8f1e927a9c (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 最近やっと追い付きました!こっそり応援してます!! (2023年2月11日 3時) (レス) @page32 id: c2e210ac96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユーキ | 作成日時:2023年1月26日 21時