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あれから私達はただの同期として僅かな時間を共に過ごし、高専を卒業した。

七海は一般企業に、私は術師に。

それぞれバラバラの道を歩み出した。



それから4年経った今でも連絡は取ってない。





「A、今日飲みに行かないか?」

『わー、行きたいです。最近飲めてないからストレス溜まっちゃって』

「じゃあ、決まりだ。いつもの居酒屋でいいか?」

『いいですよ!硝子先輩と飲むの楽しいから嬉しい〜』

「可愛いこと言ってくれるね、今日は奢るかな。」




やったぁ、なんて言いながら今日の任務の確認をする。

昼から1件、任務内容的にも時間も掛からないだろう。

終わったら連絡します!と伝えて補助監督の元へ。

久々の硝子先輩との予定に胸を弾ませながら、任務へ向かった。





...






『で、なんで五条先輩がいるんですか。』



任務が終わり、補助監督に居酒屋まで送って貰ったら硝子先輩の隣に目隠しをした不審者がいた。

よっ、なんて手を挙げながら悪びれず笑っている。

若干ムカつく。



「すまん、A勝手に着いてきた。」

「僕を呼ばないなんて水臭いじゃ〜ん、A。僕とお前の仲でしょ?」

『だって五条先輩飲めないじゃないですか、あとどんな仲ですか。』



も〜といいながら、2人と向かい合わせに座る。

店に入った時に注文した生ビールが届き、3人で乾杯をする。

もちろん、五条先輩はメロンソーダ。



「A最近任務たくさん行ってるじゃん。偉いねぇ。」

『偉いも何も、五条先輩が無理矢理振ってくる任務ですけどね。』

「いやぁ、人手不足でさ。僕も数少ない特級術師として忙しいし。」

『…まぁ、人手不足は深刻ですよね。』


グビっと生ビールを煽る。

喉から食道へ冷たい液体が流れるこの感覚が何とも言えなくて好きだ。


「あ、人手不足と言えばビックニュースがあるよ。A絶対ビックリして腰抜かす。」

『えー、五条先輩嘘しか言わないからなぁ。』

「はぁ?僕の事信用して無さすぎじゃない??」

「普段の行いだろ。」

「あ、硝子もそんなこと言う!!」


いじめだぁ!!と騒ぐこの人は本当に28歳なんだろうか。
やっぱり硝子先輩と2人がよかったなぁ。と思いながら届き出した料理をちょこちょこ摘む。







結局、この時五条先輩のビックニュースを聞きそびれて腰を抜かしそうになるのは次の日の話だった。

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- ああもうなんなん!?好きすぎるんやけどホンマに‼(逆ギレ) (2022年2月1日 23時) (レス) @page12 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
emma(プロフ) - Ronnyさん» Ronnyさま、コメントありがとうございます。とっても嬉しいですありがとうございます(TT)またちょくちょく書いていきたいと思いますので、その時に覗いていただけたら嬉しいです! (2021年3月5日 19時) (レス) id: 83ec74c2f0 (このIDを非表示/違反報告)
Ronny(プロフ) - あぁああああ好きです好きです!!!お気に入り登録しました!更新頑張って下さい! (2021年3月5日 19時) (レス) id: d499d51969 (このIDを非表示/違反報告)
emma(プロフ) - 東雲さん» 東雲さま、はじめまして。コメントありがとうございます。とっても嬉しいです、励みになります(TT)ご期待に添えるよう、頑張ります!! (2021年3月5日 18時) (レス) id: 83ec74c2f0 (このIDを非表示/違反報告)
東雲 - はじめまして!最高です、とても面白いです。続きを楽しみにしてますね! (2021年3月5日 18時) (レス) id: ea3b01b8d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:emma | 作成日時:2021年3月4日 23時

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