【おそ松さん】カラ松の彼女！？【カラ松】

１０４話 ページ29

今日は私達の…こ、婚約を祝っての焼肉パーティだ。
松野家だけでなく、トト子ちゃんやチビ太さん、イヤミさんにデカパンさんなど…様々な人が集まってくれた。特に社長さん改めハタ坊さんは、高級そうなお肉を持ってきてくれた。

イヤミさんとおそ松くんがお肉を巡って争いをしているのを眺めつつ、そっとお肉を口に運ぶ。美味しい、ともぐもぐしていると、不意に隣に座るカラ松くんが身動ぎした。


『…！』


何だろうと思えば、そっとこたつの中で触れられた手。優しい手つきで私の手を握る彼は、いつもみたいに柔らかい雰囲気で微笑んでいた。


「これからもずっと、一緒だ」

『うんっ！……不倫とかしないでね？』

「するわけない」

「即答かよ……」


キリッと断言するカラ松くんに、一松くんは呆れたような表情を浮かべるも、なんだか嬉しそうだった。


「ううっまさかカラ松がなぁ…ありがとう…！」

「Aちゃん、うちの息子をよろしくね。何かあったらすぐ言うのよ」

『はいっ』


松代さんと松造さんは特に嬉しがっていた。念願でしたもんね………松造さんに至ってはうれし泣きしていた。こっちもつられてうるっときてしまった。


……それはともかく、孫はまだ早いんじゃないかなあ。



「なあA」

『はぁい』

「二人で、幸せになろうな」

『！…うん！』



ひゅーひゅーとひやかされる中、私は照れと嬉しくて仕方ないという感情でいっぱいだ。

これから、どんなことがあっても乗り越えていけるだろう。きっとね。

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