31話 ページ41
唐突に電話が鳴った。
チビ太さんからで、近くの居酒屋に来てほしいとのことだった。
私は切羽詰まったようなメールの文章に違和感を感じながら件の居酒屋へと向かった。
私が到着すると、そこには赤く腫れた目に顔も真っ赤なカラ松くんがいた。
『どうしたの…!?』
「A゙〜っ!!」
「おう、やっと来たか…オイカラ松!とっとと作戦決行だ!」
涙腺が崩壊したカラ松くんは私の腰に抱きついた。い、位置…いや、なんでもない。
そのままの状態で事情を聞くと、私は驚きで目をこれでもかと見開いた。
いい加減ツケを払わない六つ子にとうとう我慢の限界が来たらしく、カラ松くんを誘拐したとか。
この時点でいろいろおかしいと思う。
そして身代金を要求しても兄弟は梨に気をとられる始末。(一応)常識人であるチョロ松くんやトド松くんでさえこの様である。
これは酷い、酷すぎる。
そして流石に可哀想すぎるカラ松くんに見かねたのか、チビ太さんは見返そう、ということらしい。
…だけどこれは…
飛び散る火の粉。
悲鳴をあげるカラ松くん。
命が惜しければ助けにこいと言うチビ太さん。
カラ松くんは丸太に磔にされ火に炙られていた。
『さ、流石にこれはやりすぎだよ!?』
「てやんでぃ!!こうでもしねぇとてこでも動かねえよアイツらは!」
『でも…!』
「助けてくれー!!」
ガラッと二階の窓が開いたと思えば、皆から手にもっている物。
バットだったり、花瓶だったり…石臼だったり。
それらが吸い込まれるように物はチビ太さんにではなく、……カラ松くんに全て当たった。
……え?
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サトー(プロフ) - ありがとうございます!面白いと言っていただけるなんて… (2017年10月6日 22時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
女神の姉 - とっても面白いですね!!私の小説とは全然違う (2017年10月6日 21時) (レス) id: 86900be108 (このIDを非表示/違反報告)
サトー(プロフ) - Ririn☆さん» コメントありがとうございます。胸キュンですか、光栄です! (2017年4月4日 10時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
Ririn☆ - 胸キュンぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (2017年4月3日 23時) (レス) id: 4ed4e75004 (このIDを非表示/違反報告)
サトー(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます。更新はなるべく頑張ります! (2017年3月29日 9時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サトー | 作成日時:2015年12月30日 20時