19話 ページ24
『あ、甘いもの大丈夫でしたか?』
「いや、そんなことないぜカラ松girl…むしろブラックとかは飲めないんだ」
スチャッとサングラスをかけて何故かかっこつけるカラ松に最初は、イタイと口を溢した。
何処か痛むのかと聞いてきたのでコレが天然…?と感じた。
しばらくして、ふんふんと鼻唄を歌い出したカラ松。そのメロディーは今流れている曲だと気付いた。
「この曲はオザキだな。ビンゴォ〜?」
『ふふ、ビンゴです!店長が好きなんですよ』
「そうなのか!店長とは話が合うかもな!」
カッコつけない素で笑うカラ松に内心Aはドキドキしていた。
『(どうして、初めて会ったのにこんなにも知りたいと思うんだろう。
心臓ぎゅーってなるし……)』
「(これが一目惚れ、というやつか…
罪な子猫ちゃんだな、なんてカッコつけられないんだ。君の前じゃ)」
Aとカラ松はそう思った。この時から相思相愛だったのだ。
それからというもののカラ松はいつもカフェに来て、暇を見つけては一緒にお喋りするというのが日常になった。
Aは仕事もきちんとやる性格なので、仕事している様子をカラ松は見ていた。
…そのカラコンに覆われた瞳の中は、友人に向けるものなどと優しいものでは無く、蕩けるような熱っぽい感情を宿していた。
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サトー(プロフ) - ありがとうございます!面白いと言っていただけるなんて… (2017年10月6日 22時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
女神の姉 - とっても面白いですね!!私の小説とは全然違う (2017年10月6日 21時) (レス) id: 86900be108 (このIDを非表示/違反報告)
サトー(プロフ) - Ririn☆さん» コメントありがとうございます。胸キュンですか、光栄です! (2017年4月4日 10時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
Ririn☆ - 胸キュンぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ (2017年4月3日 23時) (レス) id: 4ed4e75004 (このIDを非表示/違反報告)
サトー(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます。更新はなるべく頑張ります! (2017年3月29日 9時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サトー | 作成日時:2015年12月30日 20時